アリスとアマリリス・第1話(Kiss_2018年3月号)『銀のスプーン』の小沢真理先生、待望の最新作!少し大人の母と娘の物語【ネタバレ注意】

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マンガ名:アリスとアマリリス第1話『名前の由来』
著者:小沢真理
掲載誌:Kiss2018年3月号掲載
出版社:講談社

銀のスプーンの最終回から数か月、早くも小沢真理先生の最新作第1話がKissに掲載されました!待ってました~♪

扉では『親子ものの名手が描く』と銘打たれていました。確かに、過去作品『世界で一番優しい音楽』など小沢先生の親子ものは本当に素晴らしいです。最新作も期待大ですね。表紙の温かみのあるあるお母さんと女の子のイラストも素敵です。

以下、ネタバレ含みます。

ストーリー(ネタバレ注意)

病室のベッドの上。

窓から庭に咲く紅い花の名前を看護師さんに尋ねる一人の美しい女性。

看護師さんは、アマリリスよと応える。

~シーンは変わり~

小学校。

担任の先生が、生まれてから今までの『ぼく・わたしの歴史』を発表する授業の一環で、『自分の名前の由来』を家族に聞いてくるという宿題を出す。

その中の一人、本作の主人公でしょうか。

小学5年生の 生成(きなり)ありす

ショートカットが似合う可愛い女の子です。

新興住宅街の中にあるらしい自宅に帰宅するありす。

さっそくママに、自分の名前の由来を聞こうとします。

ママの名前は 生成(きなり)麗珠(りず)

長い髪を後ろで束ねている美しくて可愛いママです。

最初に出てきた病室の女性??

ありすの名前はパパが付けたというママ。

3人組のおじさんバンド『アリス』や外国人アーティスト『アリス・クーパー』、『不思議の国のアリス』を挙げるも、実はママもよくわかっていなかったありすの名前の由来。

おじいちゃんが付けたというママの名前、麗珠(りず)もかなり気合が入っている名前。

ファンだったエリザベス・テイラーの愛称からとったという。その女優みたいに美しくなりますようにという願いがこもっている名前。

その願い通り、ママは中身はおっちょこちょいだけど、小さい頃から美しかった。

中高は私立の女子高に通っていたが、ストーカー被害を心配した祖父が、知り合いの道場に護身術を習いにいかせるほど。

そしてそこで、街で不良にカツアゲされたのがキッカケで着ていた大学生のパパと出会うのだった。

パパは線が細くちょっとひ弱な感じ。『銀のスプーン』でいうと斎木?(笑)

なんとなく話すようになり、いつか一緒に帰るようになった2人。そこで恋に落ちた。

両親の馴れ初めを嬉しそうに話す親子。現在もパパはママにベタ惚れらしい。

そこへパパが帰宅。少し元気がない様子。パパは自分で小さい会社を経営している。

先にお風呂に入るパパ。何か悩んでいる?

一緒に食卓を囲む3人。さっそくパパに名前の由来を聞くありす。

ありすの名前は ママから珠の字を一字もらって 珠が有る という意味でつけたという。だから漢字で書くと『有珠』。

珠は宝とか命とか才能とか かけがえのない大切なものをあらわす と説明するパパ。

予定より1か月も早く産まれてきたありす。病院の保育器の中にいる小さいありすを見た時、パパはかけがえのない大切な命を授かったことに神様に感謝したのだった。

ママの言っていた由来と全然違うと膨れるありす。ママは『かわいいからだ』と説明していたから。

ありすは世界一かわいくて、世界一美人なのはママと言うパパ。

この日のパパはいつもとちょっと違っていた どこがどうって言えないけど

今日のパパの様子に少し違和感を感じるありす。

冷蔵庫にビールが無かったため、3人でコンビニまで歩くことに。帰りは川べりを歩いた。

思えば新婚の時から場所は変われどずっと川べりに住んできたという一家。ありすが小さい頃夜泣きするとパパがおぶって川べりを散歩したというエピソードも。イクメンの鏡のようなパパ。

自分がうんと小さいころのエピソードも覚えている記憶力の良いありす。

小学校の課題の『わたしの歴史』に、『今日のことも忘れないように書いておけ』というパパ。

『べつになんにもない(日)じゃん』と返すありすだが、そう言ったパパの横顔が急に遠く見えた。

ありすはとっさにパパと手をつなごうとするも、もう5年生なのにと一瞬迷い その手をスカートのポケットの中につっこんでしまう。

そのことをすぐに後悔することになるなんて この時はぜんぜん 気づいてなかったから

ありすが感じたパパの異変とはなんなのか…

~次回第2話~ Kiss 4月号( 2/24 発売予定)に続く~

感想

絵にかいたような幸せそうな家族! いやまぁマンガなんですが…

名前の由来って、そういえば小学校の課題でよく聞きますよね。パパがそんな深い想いをこめて付けてくれていたなんて。知ったらとっても嬉しいですよね。

でもこの後何かしらの悲しい事実が待っているようで、第1話の幸せが怖いくらいです。

思えば、『世界で一番優しい音楽』も設定だけ読むとかなり悲しいお話でした…。でも実際のエピソードは1つ1つ温かくて全然悲壮感がないんです。絵本みたいに美しい物語なので未読の方はぜひ!とおすすめしたいです。

まだ第1話ということで、今後の展開が気になるところですが。毎月掲載なので毎月の楽しみがまた一つ増えました♪次回の掲載を楽しみにしたいと思います。
レクタングル大
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