【最新】アリスとアマリリス・第5話(Kiss_2018年7月号)2人きりの新生活、ママに異変が?【ネタバレ注意】

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アリスとアマリリス第5話『新生活』
著者:小沢真理
掲載誌:Kiss2018年7月号掲載
出版社:講談社

『世界で一番優しい音楽』『銀のスプーン』で有名な小沢真理先生の新連載です!2018年Kiss3月号から連載開始です。

★第1話~の感想はこちらから♪

待望の第1巻が7月13日(金)に発売予定です!

ストーリー(ネタバレ注意)

ママと8畳ひと間の寮に引越してきて一週間がたった。

ママは長かった髪をばっさり切った。ありすはママの髪が長い姿しか知らないため最初泣いてしまったが、ママはありすが泣き止むまで背中をさすってくれた。

ママの職場は寮の1階のパチンコパーラーで、煙草の煙とパチンコ玉の轟音に驚いたが、即日入居の寮もあり時給が高いことが決め手になった。ママはそこで伊達メガネをまでかけて重いパチンコ玉のケースを運んでいる。

ありすは前の学校の友達にここでの生活のことを手紙に書こうとしていた。そこへママが仕事から帰って来て、友達に手紙を出すことを止められる。借金取りに居場所がばれると困るからだ。

ここの住所はお隣の茶畑さんと弁護士の先生しか知らせていない。借金取りはありすのおばあちゃんの家にまで来て2人の居場所を探しているのだ。これからはおばあちゃんに連絡を取りたいときは、伝言を頼むか公衆電話でかけるしかない。

パパがあたしたちと連絡を取りたいときはどうするの?』とありすが聞くと、ママは『きっとどこかで元気で暮らしている』と応える。

前の家を出る時、クローゼットをあけたらパパの服が全部消えていたんだ。生きる気まんまんな証拠なため、ママもパパの心配をしないことにしたとママは言う。この話は終わり…というようにママは家事をはじめた。

初めてこの部屋に越してきた日の夜、布団は一組、まだカーテンもない部屋で、繁華街で窓の外のネオンの光や煩い音を怖がるありすをなだめてママは言った。

大丈夫よ ママがついてる ママがありすのこと守るからね

ここから… ママが自分の力で生きていく人生がはじまるのね…

そのときありすはあっという間に前を向いているママに安心するより不安になった。昨日までパパを頼って生きてきたのに、どうしてそんなこと簡単にいえるのか…

パパをかわいそうに感じるありすだった。パパを忘れることなんてできない。

食後の食器の片づけのことでママに怒られたありす。昔のことを忘れるように振る舞うママへの反発もあり、春休み中のありすは翌日ありったけの貯金を持って住み慣れた街へ向かった(ママは仕事中)。図書館で書いた茜坂くんへの手紙を持って。

一人で各駅停車の電車に乗り1時間半、見慣れた駅前に着いたとき、まだそんなに時間は経過していないのに懐かしさで泣きそうになった。

過去の記憶を頼りに茜坂くんの家にたどり着くありす。立派な純和風の門構えの家に驚く。

中の和室の1室では例の借金取りたちがボスらしい男性に頭を下げていた。取り立ての成績が悪かったからだ。

そこへ運悪くありすのインターフォンが鳴る。『生成ありす』と名乗ったため、苗字で素性がばれてしまう…。

茜坂くんは不在であり、借金取りの黄田がインターフォン越しにありすから住所の書かれた手紙を奪おうとする。

そこへ偶然茜坂くんが帰ってくる!ありすは郵便受けに手紙を入れずに済んだ。茜坂君はありすを連れて急いでその場を離れる。

『ちっ』と舌打ちし、住所さえわかればこっちのものだと言う黄田。坊ちゃんに手荒な真似は…と仲間にたしなめられるも、黄田は茜坂くんはボスである会長の息子だが、後妻の連れ子であり、会長に懐いてもいないため問題ないと言うのだった。

いつか2人で遊んだ神社の階段に来た2人。ありすは自分も茜坂くんのことが好きだと伝えにきたと告げる。お礼を言う茜坂くん。離れていても気持ちは変わらない、お互いの想いを確かめ合うことができた。

夕方5時になり夕焼け小焼けのメロディーが鳴る。

茜坂くんが駅まで送ってくれた。

別れ際、茜坂くんに手紙を渡すありす。

茜坂くんは返事を書くといったが、もううちには来ないでと告げた。

暗い顔で説明しようとする茜坂君。『前にも急に転校した子がいたが、その子のお母さんがうちに来て…』しかし茜坂くんはその先は口をつぐんだ。

お金もかかるし、おれがあっちゃんの家までいく』そう言ってくれた。笑顔になるありす。

まだ永遠を信じてた。

駅からの帰り道、茜坂くんの後ろには黄田たちの姿が。手紙をみせてほしいと言い、茜坂君はとっさに逃げる。奴らにつかまりそうになったその時、茜坂くんは橋の上から川に手紙を流す!

手紙は川の水の底に沈んでいった

ちょうどそのころママは…

突然の嘔吐感に襲われていた。それは10年前ありすを身ごもったときにも経験しているものだった。

~次回第6話~ Kiss 8月号( 6/25 発売予定)に続く~

感想

母は強い!!

その一言に尽きます!

パパの失踪から環境が激変しすぎて、読むのも辛いですが、その中でも希望を捨てず前向きにありすと2人で生きていこうとするママが健気で。

おそらく結婚する前はおじいちゃんに、結婚してからはパパに守られてばかりだったママの人生。だからこそママがありすに言った『ママが自分の力で生きていく人生がはじまるのね…』と言う言葉は重みがあります。

ありすがまだパパのことを忘れられずにママに反発してしまう気持ちもわかるけど…、今はママをいたわってほしいなぁ。

ありすと茜坂くんのロマンスも純粋すぎてこれも泣けてきますね。

そしてやっぱり茜坂くんの実家が例の借金取りの元締めでした!なにこの切ない関係性。

これをきっかけにありすたちの住所がばれてしまうのか…

ラストでとっさに茜坂くんが手紙を川に流したのは、茜坂くんグッジョブ!!とか言いようがないですが。茜坂くん感が良すぎ!さすがです。

ありすとママの穏やかな生活を壊さないで借金取り!と思わずにいられないのですが、ラストで衝撃の結末が…。なんとママが妊娠!?

もちろんパパの子でしょうが…もうパパはいないんだよお…

これからのことを考えると不安しかないですが、笑顔を忘れない2人でいてほしい。

次号の掲載も楽しみにしたいと思います。

↓未読の方はぜひ!おすすめしたい作品です。

レクタングル大
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