銀のスプーン・第87話(Kiss_2017年4月号)父の存在に気づいたルカ。2人の行動は?【ネタバレ注意】

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EKiss 2017年4月号[2017年2月25日発売] [雑誌]
マンガ名:銀のスプーン 第87話
著者  :小沢真理
掲載誌 :Kiss 2017年4月号掲載
出版社 :講談社

ルカの反抗期をきっかけに父親探しに乗り出した律とルカ。候補であった生け花の家元の展覧会で家元の姿を見る2人。そこに何かを感じるルカ。2人の行動は?

以下、ネタバレ含みます。なお、前回のストーリー・感想こちらです。

ストーリー(ネタバレ注意)

父親の存在に気づくルカ

生け花の家元の美しいデモンストレーションが終了する。拍手喝采の中、行こうと律を促すルカ。帰り際2人に気づいた家元の奥さんに『いかがでした?』と声をかけられるも挨拶もそぞろ、足早にその場を去る律とルカ。

展示会のある百貨店の喫茶店で話す兄弟。父親は家元で間違いないと断言するルカ。3歳くらいまで一緒に住んでいたというが、その時期、家元の経歴が載るパンフレットを見ると『海外遊学中』となっていた。

パンフレットからも家元が華々しい経歴と由緒ある家柄であることがわかる。『僕たち完全に抹殺されてる』と言うルカ。

住む世界が違いすぎるとルカも気づいていて、家元の夫人は国内有数のホテルグループの総裁の孫にあたる人で茶道宗家の娘でもあった。夫人を裏切って自分たちの母と結ばれるなんてありえない。でもならなぜ彼は14歳の時の同じ相手と繰り返し、なぜ一瞬でも母に夢を見させたのか…と考える律。

家元と夫人の間に子供はおらず、華道の跡継ぎには夫人の親戚の子供を跡継ぎとして引き取っているとのこと。律に『本当に会わなくてよかったのか?』と聞かれ、『会ってどうするの?なんでママを2回も振ったのかってきくの?なんで2人も子供をつくったのって?』

自嘲気味のルカの言葉を遮り『…なにか事情があったのかもしれなだろ』と言う律。自分たちを見て気付かなかったのも、デモンストレーション中は花ばかり見ていたからかもしれない。

『もう1回行ってみよう』と提案するルカ。『気がつくかどうかためして、もし気がついたらどうするか見てみたい』と続ける。

再び展示会場を訪れる2人。

展示会の控室で窓を見ながら考え事をしている様子の夫人に、何かあったのか?と話しかける家元。

何もないと言いながら『…初哉は ものになりますか?』と家元に尋ねる(初哉は跡継ぎとして引き取った夫人の甥っ子)。その言葉に落ち着いた表情で『しますよ 大事な跡継ぎですからね』と応えるのだった。

その後、展示会場では家元を交えた講演会が始まる。再び、その様子を観客として見守る兄弟。家元に進行役から次々と質問がなされる。華道家を目指したきかっけについては『宗家に生まれたので家元を継承することはごく自然であったこと』、3年間の海外遊学中でのエピソードも話してした。

それに『やっぱり…』という様子のルカ。その時、観客の中に2人の姿をとらえた家元。しかし自身の子供と気づいたかまではわからない。

その後、話は跡継ぎについての話へ。『自分には息子がいないため、養子に迎えた子には跡継として期待している』と話すのだった。

その言葉に静かにショックを受ける律とルカ。その後の講演会の話の内容はあまり頭に入ってこなかった。講演会が終わり、礼をする家元。律とルカは再び相場屋にその場を去るのだった。

展示会からの帰り道

展示会からの帰り道、家元の跡継の歳が気になるルカ。律が検索するが、結果まだ就学前の子供らしいことに驚く。家元が海外遊学中(とされている時期)に大きな跡目争いがあったらしく、更なる跡目争いを避けるために早々に後継者を決めたんだろうと考察する律。

『生まれた時から将来は決まっているってどういう気持ちなんだろうね…』と語るルカ。そして、『俺 あの人超えるから』と決意を露わにする。

思わず『…華道で…?』と聞く律に、『ちがう っていうかまだわからないけど 俺は俺でやりたいこと見つけて 絶対超えてみせる』。

『兄ちゃんは?』と聞かれ、『…兄ちゃんはルカを応援するよ』としか言えない律だった。

茂さんも呼んでピザパーティー

帰り道、マヤの務める不動産屋の近くで偶然夏木茂樹に出会う兄弟。ルカは今まで『茂樹』と呼び捨てにしていたにも関わらず、『茂さん』と呼ぶようになっていた!律が夏木に会うのは初めて。彼の優しい人柄を知り安心する律。『ルカが応援したくなる気持ちがわかる』と言う。

そのままマヤの務める不動産屋へ。『今夜の夕食は夏木さんも呼んで一緒にピザパーティーをしよう』と提案する律とルカ。嬉しそうな2人の様子を不思議に思い『今日って何かのお祝い?』と尋ねるマヤ。『べつになんでもない』と笑顔で答えるルカ。マヤも笑顔で了解するのだった。

不思議とすっきりした気分』でピザパーティーの準備をする2人。もちろん生地から手作りする本格的なピザ!サラダもしっかり作ってマヤと夏木の帰りを待ちます。前、ルカに反抗されたので夏木がルカたちの家を訪問するのは初めて。ピザを囲み乾杯する4人!皆幸せそうな笑顔!

ルカの反抗期が終わり始めた日だった。

そして律にとっても。

なにかが終わって なにかがはじまる そんな日になったのだった

通知音がなるスマホを眺める律の姿。

~第88話(Kiss 5月号(3/25発売予定))へ続く~



感想

今回はルカが大人へと成長をみせた回でしたね。父親と再会(一方的ではありましたが)したことで気持ちに区切りがついたんでしょうか…。大人の階段をのぼり、将来の新たな目標を見つけ、また一緒に反抗期も脱出したようで。よかったよかった。

夏木さんに対して『茂樹』ではなく『茂さん』呼びになっていたのは笑いました。マヤさんにはこのまま茂さんと幸せになってほしい!

家元とマヤさんとの事情は今後明らかにされるかわかりませんが、あったとしてもそれも当分先になるのかな?家元がルカたちと暮らしていた時期に跡目争いがあったというのが、キーになっているんでしょうかね。昼ドラ並みのドロドロが展開されそうな予感。

そしてルカの決意。いったいどんな方法で家元を超えようというのでしょうか…まさかの芸能界とか?ルカのような美少年ならモデルや俳優としてもやっていけそうな気がしますね。小沢先生がルカが大人になるまでこの連載を続けてくださることを祈るばかりです!!

ラストは律の意味ありげなセリフで終わりましたね。なにがはじまるんでしょう…。それこそ律が昔別れてしまった漫画家志望の倉科さんが再登場することを期待したいと思います。

レクタングル大
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