この世界の片隅に(上巻)を読みました【その①ネタバレ注意】

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マンガ名:この世界の片隅に 上
著者  :こうの史代
掲載誌 :漫画アクション
出版社 :双葉社

あらすじ

戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。絵を描くのが得意な主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぐことになる。新しい家族、新しい町、新しい世界に戸惑うすず。戦禍が迫る中、一日一日を懸命に生きていく…。

コメント

タイトルだけ知っていてずっと読んでみたかった作品。2011年に北川景子さん主演でドラマ化されています。2009年に出版されていて文化庁メディア芸術祭漫画部門で優秀賞をとっているんですね。かなり評価の高い作品なんです。

2016年には遂にアニメ化もされました。主人公役の声優はのん(能年玲奈)さん。予告を見ましたが、特に違和感もなく可愛らしかったです。アニメの絵柄も原作と同じ雰囲気なので原作ファンの方も楽しめるんじゃないでしょうか。画面で見る呉の風景が美しかったです。アニメも是非見に行きたいですね。

本作品は既に映画化されている『夕凪の街、桜の国』の第二弾とも言われています。『夕凪~』はまだ未読なので今後読んでみたいです。『夕凪~』も戦争を背景に扱っていますが、舞台は呉ではなく広島なんですね。Wikiで調べたところ、作者のこうのさん自身が広島市の出身でした。

前置きが長くなりましたが、以下ネタバレ含みます!

ストーリー・感想

本編の前にプロローグとしてすずの幼少時代を描いた短編3話が掲載されていたので簡単に中身だけ書きます。

冬の記憶(9年1月)

すずの実家は広島市で海苔農家を営んでいます。風邪をひいた兄の代わりにすずが海苔をお客の料理屋へ届けにおつかいに出るというお話。広島の街中を歩くすず。そこで父と来たという周作少年に会います。わずかな交流の後、兄と妹へのキャラメルを土産に買い帰路につくすずなのでした。

大潮の頃(10年8月)

すず、兄の要一、妹のすみ、3兄弟のやり取りが描かれています。3人は子供たちだけで親戚の家に向かいます。何かと怒りっぽい兄に、すずとすみは「鬼いちゃん」とあだ名をつけて笑います。親戚の家で3人で昼寝をする間、すずは座敷童をみつけます。

波のうさぎ(13年2月)

海苔の収穫の手伝いをするすず。お母さんに水原君に親切にするよう言われます。どうやら、水原くんの兄が海軍兵学校の船の転覆事故で亡くなった様子。小学校(当時の尋常小学校)に通うすず。水原君はクラスメイトでクラス一の乱暴者でした。すずも鉛筆を無くされてしまいます。

夕方、海沿いの土手に座る水原くんを見つけたすず。居残りでやっている宿題の自由画は真っ白なままです。勇気をもって話しかけたすずに、死んだ兄の鉛筆を渡す水原。すずは水原の代わりに白い紙のうえに海と海を走るうさぎの絵を描くのでした。

まとめ

3編ともすずの現実と空想が入り混じったファンタジーなお話でした。子供時代をみるに、すずはのんびりおっとりした性格なんですね。セリフは少ないんですけど、登場人物たちの心情が伝わってきます。絵本のような世界観でした。この後の本編が楽しみです。

本編のネタバレ・感想はその2につづきます。

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