【映画】ノッティングヒルの恋人 名シーン・英語セリフの紹介と感想

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「ノッティングヒルの恋人」といえば世界中で多くの人を魅了した恋愛映画ですよね。ジュリアロバーツが演じるアナ・スコット(大女優)とヒューグラントが演じるウィリアム・タッカー(バツイチの冴えない本屋)との恋愛がテーマです。主題歌にはエルヴィスコステロが歌う「She」が使われており、知っている人も多いのではないでしょうか。今回、数ある名シーンから2つ紹介します。

名シーン①:僕はノッティングヒルに…

英語セリフ その1

ウィリアムのアパートで起こったパパラッチ騒動から一年、アナはウィリアムのいる本屋へ行き愛の告白をします。

告白されたウィリアムはこう答えます。

ウィリアム:
I live in Notting Hill. You live in Beverly Hills. Everyone in the world knows who you are,my mother has trouble remembering my name.

日本語訳 その1

僕はノッティングヒルに住んでる。君はビバリーヒルズだ。君のことは世界中のだれもが知っている。だけど僕は母さんに名前を忘れられることすらある。

感想 その1

ノッティングヒルとビバリーヒルズの対比で二人の住む世界が全く違うことが伝わってきますね。また、自分はアナに比べて無名だと表現するのに上の表現を使ったのはなかなかしゃれているなと感じました。母親は最も近い存在でありその人にすら忘れられることがある、すなわち全く知名度がないということになりますね。こうしてウィリアムはアナの告白にNOと答えます。

英語セリフ その2

ウィリアムの言葉にアナは必死に納得しようとしますが、瞳に涙を貯めながらこう言います。

アナ:
And don’t forget… I’m also just a girl, standing in front of a boy, asking him to love her.

日本語訳 その2

ひとつだけ忘れないで。私だって好きな人の前で愛されたいと願うただの女なのよ。

感想 その2

彼の言い訳は2人の個人的なことではなく、一般人が大女優と付き合うのは現実的ではないと聞こえました。きっとアナはウィリアムが本当の私をあえて見ず、女優アナ・スコットとは付き合えないと答えたように感じたことでしょう。このような建前ではなく、ウィリアムの本心が知りたかったのだと思います。

だからこそ、自分もあなたと同じただの人だと伝えたのではないでしょうか。アナのような大女優だからこそこの表現が引き立ちますね。ふつうの人が使ってもなかなかハマらないかもしれません。

名シーン②:記者会見にて…

イギリスでの映画撮影が終わったアナはホテルで記者会見を開きます。ウィリアムとのパパラッチ騒動について聞かれますが、彼とはただの友達だと答えます。記者として紛れこんだウィリアムが次の質問をします。

英語セリフ

ウィリアム:

Are there any circumstances in which two of you might be more than just good friends?

アナ:
I hoped there would be, but no. I’m assured there aren’t.

ウィリアム:
I was just wondering if it turned out that Mr. Thacker realized he’d been a daft prick and got down on his knees and begged you to reconsider whether you would, in fact, then reconsider?

アナ:
Yes I believe I would.

記者:
How long are you intending to stay here in Britain?

アナ:
Indefinitely.

日本語訳

ウィリアム:
2人が友達以上の関係であった可能性はありますか?

アナ:
そう願っていましたが、その可能性はないですね。確信して言えます。

ウィリアム:
もしタッカー氏(ウィリアム)が自分の愚かさに気付き、膝まづいてもう一度考え直してほしいと頼んだとしたら、あなたは考え直しますか。

アナ:
ええ、考え直すと思います。

記者:
イギリスにはいつまで滞在する予定ですか?

アナ:
決めていないわ(ずっといるわ)。

感想

ウィリアムがアナに質問を通じてプロポーズするこのシーンはとても印象的でしたね。こんな大勢が大挙する記者会見場でよく言えたなと思いました。名シーン①では2人きりの空間でもウィリアムはアナが大女優であることを気にして断ったにもかかわらず、今回はほとんど公衆の面前でプロポーズをしています。とても勇気のいることですが、彼の中で何が大切なのか良く考えた結果なのだと思います。

このシーンで気になった英語は「daft prick」と「indefinitely」の2つです。

daft prickはバカ野郎という意味のスラングです。あまりきれいな言葉ではありませんので、使うのは控えた方が良さそうです。

indefinitelyは不明確な、無期限の、といった意味の言葉です。このシーンではforeverで置き換えてもよさそうですが、「いつまで滞在するか決めてない」というニュアンスを出すためにはindefinitelyの方が適しているように思います。

最後に

いかがでしたでしょうか?今回はノッティングヒルの恋人の名シーンを紹介させていただきました。このほかにも素敵なシーンが満載ですので是非観てみてください。過去に観た方も再び感動すること間違いなしです。

レクタングル大
レクタングル大
おすすめの関連記事など