【ブリュッセル】世界で最も美しい広場・世界遺産グランプラスを徹底解剖!行き方や見どころを紹介。

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ベルギーの首都・ブリュッセルの観光にかかせない存在であるグランプラス(Grand Place)徹底解剖!世界遺産に指定され、世界で最も美しい広場としても有名。ゴシック様式とバロック様式の建物群はとても重厚で見るものを魅了します。

今回はグランプラスの見どころについてご紹介します。

グランプラス(Grand Place)基本情報

グラン・プラスとは『大広間』という意味。約70㍍×110㍍四方を繊密な装飾の建物に囲まれたとても美しい広場です。世界遺産にも指定。

1周するだけなら5分もかかりませんが、見所は満載です。
建物の特徴を知って回れば、その奥深さがわかるはず。隅から隅まで回ってみましょう。


ちなみに『世界で一番美しい広場』と言ったのは、『レ・ミゼラブル』で有名な小説家のヴィクトル・ユゴーといわれています。

行き方

パリ方面からブリュッセルにアクセスする場合、パリ北駅(Gare du Nord)から高速列車タリス(Thalys)に乗り、ブリュッセル南駅(Gare de Bruxelles-Midi)で降りることとなります。

その後はブリュッセル南駅からメトロに乗り、ブリュッセル中央駅(Gare de Bruxelles-Central)を目指しましょう。ブリュッセル中央駅から徒歩5分でグランプラスに到着できます。

メトロは1回券が2.1ユーロ、10回数券が14ユーロ、24時間券が7.5ユーロ、48時間券が14ユーロでした。状況に応じて一番お得な買い方をしましょう。

↓こちらはパリ~ブリュッセル間を運行する格安タリス『イージー(izy)』

グランプラスの見どころ

グランスプラスに着いたらまず広場の真ん中に立ってみましょう。四方を取り囲む秀麗な建物に圧倒されるはず。広場内の見どころをご紹介しまーす!

市庁舎(Hatel de vile):グランプラスのシンボル

グランプラスのシンボル的な存在である市庁舎(Hatel de vile)。塔の頂上までの高さは96m。塔の上にはドラゴンを退治するブリュッセルの守護天使の像が輝いています。


15世紀に建造された市庁舎は現在も現役で使用されています。ゴシック様式の建物で実は正面からみると左右非対称なんだそうです(良くみないとわからない…)。

内部にはブリュッセル市の観光案内所もあるので、情報収集に最適ですよ。

約45分間の内部見学ツアーがあり、水曜日と日曜日のみ開催(英語ガイド)しています(料金6ユーロ)。内部は中世ヨーロッパのような豪華絢爛できらびやかな宝飾を見たかった~。ちなみに英語のガイドツアーは次の時間に催行されます。

水曜:14時
日曜:11時、15時、16時

王の家(Maison du Roi):市立博物館としてオープン

市庁舎と対をなすように建つ重厚感のある建物です。ちなみに王の家と呼ばれてはいるもののかつてこの家に王が住んだことはないそうです。


現在は市立博物館として開放されています。

特に3階にある小便小僧ジュリアンくんの衣装コレクションは必見で、世界各国から送られてきた衣装に身を包んだジュリアンくんを見ることができます。


日本から送られた桃太郎の衣装もあったりします。
また、1階にあるブリューゲルの絵画『結婚式の行列』も有名。2階には昔のブリュッセルの街を再現したジオラマがあり、ブリュッセルの歴史に触れることもできます。

入場料は8ドルでした。月曜休館日、開館時間10時~17時です。

広場を取り囲むギルドハウス

広場を取り囲む建築物たちはもともとはヨーロッパの商工業者組合(ギルド)の詰所として利用されており、ギルドハウスと呼ばれます。ギルドハウスにはそれぞれ呼称がついており、現在でも外観に各ギルドを象徴する紋章をみることができるのです。


写真右端から、『油商の家』。ここには油商の守護神、サン・ジルの姿が。その隣、『樽屋の家』には丸い地球儀。中央、『射手の家』には黄金のフェニックスが。左から2番目、『船頭の家』の上部には、船のような飾りがみえます。

かつてのギルドの繁栄を感じることができますね。現在ギルドは解体され、レストランなどとして使用されています。

格式高い伝統料理とビールが楽しめる伝統あるレストラン、ル・ロワ・デスパーニョ(La Maison du Cygne)から気軽なカフェ(La Brouette)まで色々な店が軒を連ねていますので是非足を運んできてください。ちなみにグランプラスの中には世界的に有名なチェコレートブランド・ゴディバの1号店があります!

セルクラースの像(La Statue d’Everard’t Serclass)

市庁舎の隣『星の家』の壁にある『セルクラースの像(La Statue d’Everard’t Serclass)』。いつも人だかりがあるのですぐに見つかるはず。


ブリュッセルの英雄的存在であるセルクラース、彼は14世紀にグランプラスがフランドル伯に侵略されてしまった際、行動を起こして危機から救った英雄です。彼の右手を触ると幸運が訪れると言われているため、像をなでる人で後を絶ちません。そのおかげで、像はツルツルに(笑)。

行く時間帯によって表情が変わるグランプラス

朝・昼・夜と時間帯によって全く異なる表情を見せるグランプラス。ぜひブリュッセルに一泊して朝昼夜の異なる表情を見せるグランプラスを楽しんでください。

朝のグランプラス

朝のグランプラスは観光客も少なくてとっても静か。豪華な景色を独り占めできます!昼間は人込みでゆっくり写真が撮れないのでは!と心配な方は是非早朝の訪問がおすすめですよ~。

↓朝の爽やかな空気に包まれるグランプラスの一角。

昼のグランプラス

休日問わず、世界から観光客が訪れいつも賑やかな日中のグランプラス。観光客向けの馬車も走るなど、華やかなムードに包まれています。

ただし、お世辞にも治安が良いとはいえないブリュッセル。景色に夢中になっている観光客を狙ったスリには十分注意してくださいね!

夜のグランプラス

絶対に訪れてほしいのが、夜のグランプラス。昼間の雰囲気とは一変、幻想的なムードに包まれます。

 

光り輝く建築物たちが本当にきれい!その美しさになんとも離れがたくなるのです。

※ただし、夜間でもグランプラス内は大勢の人で賑わっていますが、グランプラスを一歩外れるだけで人通りの少ない暗~い道もあったりするので、夜間の街歩きには十分注意してください。

グランプラスで見逃せないイベント

ほとんど毎日開催されるイベントから季節の一大イベントまで、グランプラスで楽しめるイベントをご紹介。

●週5日(月・木以外)の朝に開かれる花市

↓花市の様子。広場の一角に地元栽培で季節の花々を売る出店が登場します。

 
7月上旬、オメガング。『輪になって歩く』という意味のお祭りで、華麗な貴族の衣装を身につけた人々が広場に登場する伝統的なイベントです。

8月中旬、フラワーカーペット(花の絨毯)。広場一面が花で埋め尽くされる光景は圧巻で、グランプラスに最も多く人が集まるイベントでもあります。

クリスマスシーズンの光と音のイルミネーションショー。11月下旬から年明けにかけて夜間に開催。グランプラスが幻想的な光で包まれます。広場には巨大ツリーも飾られます。

さいごに

世界で一番美しい広場の名に偽りなし!と言えるほどグランプラスは素敵でした!パリ観光と併せて行くのもおすすめです。ブリュッセル観光はグランプラスを中心に楽しむことができます。

↓以下の記事でブリュッセルのおすすめレストランも紹介しています♪

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