【セントルイス 】全米最大級の日本庭園!ボタニカルガーデンへ行ってきた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ミズーリ州・セントルイスにあるボタニカルガーデンは超ビックサイズの植物園であり、なんと全米最大級の日本庭園があることでも有名。

地元民からも圧倒的な人気を持ち、トリップアドバイザーでもセントルイスで第2位の人気スポットです。観光客向けの何か…があるわけではありませんが、天気の良い日にゆっくり過ごすには最高の場所だと思います。

かなり広いので滞在時間の目安は2~3時間くらいでしょうか。

アクセス:広い駐車場あり

セントルイスのフォレストパークから南東に2kmほどの場所にあります。主要駅からメトロバスでのアクセスも可能です。

ミズーリ州立植物園(Missouri Botanical Garden)

↓入口となるビジターセンター。

↓広い駐車場があります。桜の開花シーズンなど繁忙期には満車になることも。

 

チケットを購入し入場

営業時間:毎日9:00~17:00・入場料金:大人12ドル、12歳以下無料

1階のカウンターでチケットを購入してください。時期によっては別途有料の企画展も開催されています。基本のチケットは屋外庭園を見学するもので、屋外庭園の入口は2階です。庭園内はかなり広いため、必ずマップをもらって回るようにしてください。

屋外庭園の入口から見た様子。冬だったのでなんとも寂しい景色ですが、春や夏はさぞ素晴らしいのでしょう…といった感じ(笑)。

 

要所要所に説明ボードがあり、植えられている植物たちの説明を見ることができます。

↓寒い中でも咲いていた白い花。

↓ハイシーズンには巨大な植物園内をトラムが走ってくれるみたいです。屋外庭園の出入り口から右側に駅があります。

Temperate House:温室

冬だと全く楽しめないんじゃないかと思われがちな植物園ですが…ご心配なく。ちゃんと温室もあります(笑)一年中温かい温度に保たれています。

すごく素敵にガーデニングが施されており、また程よい湿気(アメリカの冬はとても乾燥しているため)に癒されました。

 

隣は子供向けの学習ルームが併設されていました。

Climatron:円形ドーム熱帯雨林の温室

そしてこちらが日本庭園と並ぶ目玉であるクライマトロンという円形ドームの巨大温室です。先ほどの温室と違いこちらは熱帯雨林に生息する植物が植えられています。

中に入るとすごい湿気。見事に熱帯の気候が再現されています。

カメラのレンズが湿気で曇る…。小さい滝があったりと、本格的。ドーム内には鳥も飛んでいました。この中で暮らしているんでしょうか。

見覚えのある赤い花!フラミンゴフラワーという名前だそうです。

カカオの実が植えられているのを発見。意外に小さいんですね。

 

この他、コーヒーやナツメグの実など身近な食材の木もありました。実際に実がなっている姿を見れるのは貴重な体験ですね。

 

熱帯には赤い色をした植物が多いですね。見たことない珍しい植物や花々の宝庫で楽しめました。

 

ドームの天井はこんな感じ。

 

胡蝶蘭も咲いていました。

 

木が倒れてしまうと何が起こるのか?』と説明が。倒木に新しく植物が生えたり、バクテリアや動物たちの生活の場になったりと、倒木もまた自然界で大切な役割を果たしているとのことでした。

 

Center for Home Gardening :学習センター

クライマトロンから日本庭園を目指す途中にある学習センター。ホームガーデニングについて学べる建物みたいです。アメリカでもガーデニングは大人気なんですね。

 

なんとガーデニングコーナーで日本の苔玉が紹介されていました!今アメリカでブーム来ているんでしょうか!嬉しいですね。

外に出たら桃のような花が咲いていました。再び日本庭園を目指します。

Japanese Garden:北米最大級の日本庭園

32ヘクタールある植物園の敷地のうち、5.7ヘクタールが日本庭園の敷地だというのでかなり広い部分を占めているということがわかります。庭園の名前は『清和園』江戸末期をイメージした作られたそうです。セントルイスは長野県諏訪市と姉妹都市ということで、諏訪市の名前の記載がありました。

日本風の石灯篭や橋などかなり本格的な日本庭園です。ここがアメリカのど真ん中であることを忘れてしまいそうになるほど…。かつて天皇皇后両陛下も訪米の際に、こちらの日本庭園に訪問され植樹をされたことでも有名な場所です!

 

石と白砂による枯山水もありました。冬は雪景色が特に美しいといわれています。

 

桜の形をしたベンチも。庭園内には桜の木も植えられているので春にはお花見も楽しめるとのこと。

庭園内の巨大な池では錦鯉が飼育されており、橋から餌をあげることができます。

↓こちらの自販機で餌を買って池になげると、あっという間に集まってくる鯉たち。水面から口をあけてかなりアグレッシブでした。この鯉たちも遠く日本から海を渡ってここまで来たんでしょうか…

 

こちらも御影石と白砂の枯山水。しっかり砂に跡もつけられているのがすごい。

日本風の休憩所もありました。竹の『ししおどし』も発見。なんと中の水は凍っていました(笑)

 

↓休憩所から眺めた風景。

桜の開花にはまだまだ早いですが、桃の花が美しく咲いていました。これだけでも見れて良かったです。

 

その他、世界の洋風ガーデン

この他、ビクトリアンガーデンやドイツ風ガーデン、ローズガーデン、ハーブガーデンなどたくさんのガーデンがあります。冬だったのでなんとも殺風景な光景ですが、また春夏に来たいなぁ…。さぞや素敵なんでしょう。

 

こちらの池からクライマトロンが望めます。園内には彫刻も多数。

Linnean House:赤煉瓦造りの温室

だいぶ出口に近づいてきました。この赤煉瓦造りの温室はかなり歴史があるもので、なんと1882年に作られたものなんです。そんな昔から温室ってあったんですね。

 

中にはサボテンなどが植えられていました。小さいですが、とても素敵な空間です。

 

ギフトショップ

ビジターセンター内のギフトショップはかなり充実しているので是非お立ち寄りください。ガーデニング用の植物が売られていたり、実用的なガーデニング用品の販売もありました。おしゃれなホームセンターって感じです。

花をもモチーフにしたお土産が可愛く、この押し花のマグネットが素敵でした。でも日本円で1,200円くらい。アメリカって物価高いですよ…ね…。

おわりに

冬の訪問だったので屋外部分は寂しい景色しか観れませんでしたが、屋内展示も充実していたため存外に楽しめました。アメリカに居ることを忘れさせてくれる日本庭園は圧巻でしたね。

やはり暖かい季節に天気が良い日をねらって訪問されると良いと思いますが、冬は冬でかなり空いているので悪くはないと思います(笑)。

レクタングル大
レクタングル大
おすすめの関連記事など