【セントルイス】奇想天外・体験型シティミュージアム。超不思議空間を楽しもう!ジブリ好きにおすすめ。

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ミズーリ州・セントルイスにあるシティミュージアム。このミュージアムにはルートマップはありません。こんなミュージアム見たことない!これが正直な感想です。もはやミュージアムの枠を超えている…奇想天外で子どもから大人まで好奇心を掻き立てられる、そんな体験型の空間です。

そして余談ですが、ジブリ好きに是非来てほしいな…と思いました。なんというか…世界観がラピュタ的であり、ハウルっぽい!?あくまで管理人の主観です(笑)

シティミュージアムとは

芸術とアスレチックが融合したかのようなミュージアム。このミュージアムのキャッチフレーズは『Always Building…』。ということで常に展示内容が変わり進化し続ける博物館。日々地元のアーティストを中心に展示作品が創作されているようです。

実際に触れることのできる展示ばかりなので芸術を身近に感じるでしょう。訪問時のアドバイスとしてはなるべく軽装&汚れても良い動きやすい服装で行かれることを強くおすすめします(理由は最後まで読んで頂ければわかります)!

開館時間:月・火休館、水~木曜:朝9:00~17:00、金曜:朝9:00~夜24:00、日曜:朝11:00~17:00

入場料金は一人12ドル(3歳以下無料)。金曜はなんと深夜まで開館しているので一番盛り上がります。滞在時間は自分で自由に調整可能ですが、2,3時間はあったほうが良いでしょう。

アクセス&駐車場

ダウンタウンから車で10分ほどのところにありアクセスは良いです。レトロな赤茶色のビル内にあり、一見するとミュージアムに見えないですね。

公式駐車場もありますが、付近にたくさんある路上パーキングのほうが駐車料金が安いです。路上パーキングの利用方法については以下の記事をどうぞ♪

アメリカの路上駐車事情。路上パーキングメーターの使い方についても紹介。

 

入口:地図は一切なし!

入口から入るとすぐにチケットブースがあります。ここでチケットを購入すると紙製のリストバンドをもらえるので手首に巻いて入場します。これをつけていれば一日に何度も入退場が可能なようです。便利ですね♪

 

このミュージアムの最大の特徴はルートマップ的なものが一切ない!ということ。と、いうことで最初はどこから回ったら良いのか戸惑います。係員さんにどこから回れば良いのか聞いても『自由だよ!』との返事ばかり。これはもう手さぐりで回っていくしかないですね(笑)。

 

一応案内板のようなものはありますが本当にざっくりしてます。案内板にも『No Maps』と書かれていますね。ノーマップへのこだわりが見えます。

1階:地下水脈と海洋生物のエリア

訳もわからぬまま、とりあえず入口から右手の『Ten Story Slide』というエリアに来てみました。

地下洞窟と地下水脈をイメージして創られた空間のようです。ジブリ好きな管理人としては思わずラピュタっぽい!と興奮してしましました(笑)。

 

巨大なクジラのオブジェ、中は通路になっていて口から顔を出すことができます。地下水脈を意識した巨大水槽もあり、本物の魚が泳ぎまわっていました。

 

なんとも幻想的な空間です。ガウディ建築のようなおしゃれなベンチも発見。

1階:地下洞窟のエリア、気分は探検家

地下洞窟の中を探検できるルートに入っていきます。幾重にも曲道があり、もはや何個ルートがあるのかわかりません。鍾乳洞の中を歩いているかのような気分です。

 

暗闇の中を進みます。これ…迷ってるよね?…と不安になるほど。

通路は狭く、曲がりくねっていて奇想天外なルートに子供たちは大はしゃぎ!逆に体の大きい大人は挟まらないかびくびくです。自身の体の大きさと相談しながら、どの道を進むか決めましょう(実際、挟まって出られなくなっている親御さんがいました(笑))。

ドラゴンのようなモニュメントがありました。まるで童話の世界。ドラゴンの口の中を進んでいくルートも。子どもしか入れない大きさですね。大人はほふく前進しか無理…。

 

野ネズミ気分で…子どもがやっと入れるような横穴ルートも。まるで秘密基地のようでこれは子供心をくすぐられる~!滑り台もたくさんありました。

 

地下洞窟エリアから上層階に続く階段。登ってみたかったのですが、ルートがわからず断念。

3階建ての吹き抜け構造:階段を登ると…

地下洞窟エリアでだいぶ体力を奪われ、再び出入口付近に戻ってきました。こちらの魚の階段で上層階にあがれます。手すりのカラフルなオブジェも芸術的ですね。

 

上層階から一気に一階まで下れる超ロング滑り台がありました。子どもたちに大人気で列ができていましたね。これは楽しそう!

 

↓1階から上を眺めた様子。鉄製のオブジェがぶら下がったり、この空間自体が素晴らしい芸術だと思います。ちょっと魔法使いの部屋的な雰囲気がありませんか?

↓こちらは2階フロア。意外にも広々とした空間の中に全く統一性がない、謎な展示物たち(笑)。

ハムスターの大車輪の人間版。意外に体力使う…。面白かったです。

 

↑銀行の大金庫?を思わせる展示。トンネルになっており中に入ることができます。

↓3階フロアにはなぜか力士のオブジェが!この統一感の無さが逆に面白い!

 

昆虫標本や動物の骨など、ミュージアムらしい展示もあります。

屋外アスレチックエリア:スリル満点

屋内だけでなく、屋外の展示もこれまたすごいんです。アスレチックのようになっていて、身体全体で楽しみましょう。

 

空中に張り巡らされた通路。狭いチューブの中を通るルートも。基本下が透けているので高所恐怖症の人は恐くて絶対に下見れないですね。

 

アミューズメントパークでよく見るカラーボールのプールも。小さいお子さんに大人気でした。

こんな感じでチューブの中を走り回る子供たち。大人はもう体力が追い付かない…。そのまま滑り台になっています。

屋上にも展示があり、端からトラックが飛び出しているのが見えるでしょうか。すごい発想です。

 

展示作品の創作活動は多数のアーティストたちにより現在進行形で行われており、展示作品は時期によって変わっていきます。常に進化し続けるミュージアムなわけですね。

ギフトショップやレストランも

ミュージアム内には個性的なギフトショップやカジュアルなレストランが数店舗あります。ベンチがあって休憩スペースも多いので1日中楽しめますね。

 

お子さんだけ遊ばせて休憩している親御さんが多いです。

シティミュージアムの生みの親…

この奇想天外なミュージアムの生みの親は芸術家であるボブ・カシリー(Bob Cassilly)氏とその奥様。構想から6年かけて1997年にオープンしました。

このシティミュージアムはもともと靴工場があったビル。閉鎖された靴工場にもともとあった大きな滑り台(完成した靴を降ろすためのもの)を見て、このミュージアムを創ることを想いついたんだとか。もともとの工場ビルがリノベーションされたものだったんですね!

しかしカシリー氏は不幸にも事故で2011年に亡くなってしまったとのこと…。ミュージアム内に彼の写真が飾られていました。存命であれば今なお素晴らし展示作品を創作し続けていたであろう彼の死が残念でなりません。

こちらの公式HP(英語サイト)から動画で実際の創作現場の映像を観ることができるので、興味のある方はぜひご覧ください。

おわりに

ここ子供のときに来たかったなぁ…逆に子供がいたら絶対連れてきたい!と思うそんな空間でした。常に子どもたちの笑い声があふれているので芸術を静かにゆっくり楽しむ場所では無いかもしれませんが、大人も童心に帰って創造性を養える空間のように思います。

1つの芸術作品をただ鑑賞するだけのミュージアムとは明らかに趣向が異なり、空間そのものが芸術作品ですね。日本ではあまり知名度のないミュージアムだとは思いますが、セントルイスに来られたらぜひ訪問してほしい場所です。

レクタングル大
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