ラパス市内をラジオタクシーで観光してきた

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ウユニ塩湖を旅行する際にトランジットで訪れたラパスの街を全くの事前予約なし、現地のタクシーを利用して観光してきました。ラパス市内の見どころをご紹介します。なお、管理人はスペイン語が一切わからない中での観光でした。

ラジオタクシーに乗ろう

 

ラパス国際空港(エルアルト空港)の入口付近には、ラジオタクシーがたくさん駐車しています。ラジオタクシーは車体にタクシー会社の社名と電話番号が記載してあります。ドライバーさんも会社の制服を着ている場合が多いです。
お世辞にも治安が良いといえないラパス。無印のタクシーではなく必ずラジオタクシーに乗るようにしてください。ラパス市内のホテルからタクシーに乗る場合もフロントに頼めばラジオタクシーを呼んでくれます。

観光先でその都度ラジオタクシーを探すのが面倒だったため、1台タクシーをチャーターすることに。各観光先で30分ずつ待っていてくれるよう頼みました。ドライバーさんは英語が全く通じない(英語の数字もわかってないことがほとんど)ので、行き先を記載したメモをわたすと良いです。
管理人は『空港→ミラドール・キリキリ展望台(Mirador Killi Killi)→ムリーリョ広場(Plaza Murillo)→ブルハス市場(Mercado de las Brujas)→空港』のルートで周ってもらいました。メモには、このルートとスペイン語で「Por favor, espere 30 minutos」(30分待待っていてください)と記載したらなんとか理解してくれました。

なお、ドライバーさんは空港の名前を「エルアルト空港」と言っており、ラパス空港と言っても通じませんでした。ラパスはあくまでも、空港のあるエルアルトから下ったラパス市街地(セントロ)のことを言うみたいです。

最初の交渉段階で値段の交渉も行ってください。ちなみに、空港からラパス市内へは60ボリだそうです。管理人のルートだと、当初300ボリを要求されましたが最終的に280ボリまで値下げしてくれました。料金は最後に支払います。

エルアルト空港からラパス市内を見下ろす絶景

 

タクシーに乗り、空港からラパス市街地へ向かいます。見慣れない風景に目を奪われます。個性的な壁アートも。

 

ラパス国際空港(エルアルト空港)はラパス市街地より標高が高いため、空港から市街地まで下る道からは美しいラパス市街地の絶景を望むことができます。
目的地に入れていなかったにもかかわらず、ドライバーさんがご好意で絶景スポットで一旦下ろしてくれました。写真も撮ってくれるなど、サービス精神抜群。言葉は通じずともドライバーさんの優しさに感謝です。ここで最後にやっぱり300ボリ払おうと心に決めたのでした。


ラパス名物のゴンドラも。眼下に赤い屋根の建物がすり鉢上に広がります。ここが標4,000m級だなんて信じられません。ここまで大変な道のりでしたが、ラパスまで来てよかったと実感した瞬間でした。

 

ラパスは車社会ですが、徒歩でこの坂を駆け上る市民の姿も。この標高ではとても真似できません。座っていても息がしんどい…。やはり地元の方々は慣れてらっしゃる。

ミラドール・キリキリ展望台(Mirador Killi Killi)へ到着

エルアルト空港から25分程でキリキリ展望台へ到着。渋滞のため通常よりもかなり時間がかかってしまいました。空港から市内まで一本道のため渋滞がひどい!車間距離は無いに等しく皆競い合うように運転しているのでなかなかのスリルが味わえました(笑)

そしてラパスに限ったことではないですが、野良犬が沢山います!かなり大型の犬もいたりして……おっかないです。が、人を襲うような様子もなく、人と共存しているような感じですね。


↑キリキリ展望台の入口。入口に小さいな売店と有料のトイレもありました。

 

先程エルアルト空港からの道のりでも絶景は望めましたが、キリキリ展望台も有名な絶景スポットです。キリキリ展望台は無料で入場でき、開放的で公園のような雰囲気です。

すり鉢状の絶景が見下ろせます。昼間も美しいですが、夜は夜景がとても美しいことで有名なのラパス。ただし、キリキリ展望台付近は治安があまり良くないのでタクシーをチャーターして行かれることをオススメします。

ボリビアの政治の中心、ムリーリョ広場(Plaza Murillo)

キリキリ展望台から更に下って旧市街地へ。標高が下がって心なしか息が楽になった気がしました。

 
ラパスの観光スポットの一つであるムリーリョ広場。広場は多くの人と鳩で埋め尽くされていました。広場を囲む建物は美しく大聖堂、議会、大統領府が建っており、ボリビアの政治の中心ともいえる広場なんですね。写真の黄色い装飾の建物は議会です。

↑こちらは大統領府。赤い制服を着た衛兵さんが入口を守っていました。

 

それにしても鳩多すぎやしないかい?歩くと踏みそうなんですけど~。鳩の餌も売られていたので、余計繁殖が進むのかもしれませんね(笑)。

広場には行商らしく大きな風呂敷を抱えた女性の姿も。皆さん色とりどりの風呂敷やスカートを身に着けており、とってもおしゃれです。ムリーリョ広場の名前の由来は独立運動の先駆者で処刑された男性の名前から命名されたそうです。賑わいがあり、美しい広場なのでラパス市内観光では外せないスポットですね。

ブルハス市場(Mercado de las Brujas)でお土産を買おう

当初行先を魔女通りと考えていたのですが、お土産を買いたいと言う私達の意思を汲み取ってくれたドライバーさんがその手前の通りである、ブルハス市場(Mercado de las Brujas)の土産屋通りで下ろしてくれました。

 

通りには、お土産さんが所狭しと並んでいます。

 

魔除けに使われるというリャマのミイラ!本物みたいです。少しグロテスクで可哀そうですね。わら?で作られたリャマの人形も。

 
お土産の可愛さと安さに驚きです。ペンケースが15ボリ、帽子が35ボリなど。
商品自体に値札が付いていないことが多いので値段は店員さんに聞きましょう。英語はほぼ通じないのでスペイン語になりますが、数字がわからないので電卓かメモ帳があると便利です。
一つの店で沢山買うと値引き交渉にも、応じてくれるので是非チャレンジしてみてください。まぁ値引きなどなくても十分安いのですが……

 

↑防寒用に使えそうな顔のマスク(笑)?子供用の人形も。

 

↑リャマの毛を使って編んだといわれる(真偽は不明)子供服や帽子がとっても可愛い!

お土産購入に夢中になりすぎ、ドライバーさんとの待ち合わせ時間を若干オーバーきたにも、かかわらずドライバーさんしっかり約束の場所で待っていてくれました!感謝です。

再びエルアルト空港へ

 

↑お土産購入を終え、再びタクシーでラパス市街地を走ります。ラパスのお店でよく見たのが店先のマネキン!リアルで見つけるたびにギョッとしてしましました。

市街地から再び約30分。無事に空港まで送りとどけてくれたドライバーさんに感謝の気持ちを込めて、値引きしてくれて20ボリ分も含めて300ボリを支払いました。

トランクに入れていた荷物を受け取った時点でお金を渡します。管理人が今回利用したタクシードライバーさんは良い方でしたが、あるタクシーで車内でお金を渡したあと、トランクの荷物を受け取る前にそのままタクシーが走り去ってしまった…というラパスの被害情報を聞いたことがあるので念のため。

おわりに

全部で約3時間の行程でした。短い時間でしたがラパス市内を満喫でき大満足です。正直、高山病で自分で全く動ける気がしないのでドアトゥードアのタクシー利用はとても楽ちんでした。治安の面でも安心です。

管理人はラパスの短い滞在中、特に危険な思いをすることはありませんでしたが、活動したのが昼間だけだったのも大きいと思います。そして、やはり安心できるタクシーを選んで乗ることが大切だと思いました。

今回は時間がなかったため断念しましたが、ラパス市内の有名観光スポットとして『月の谷』もありますので、時間がある方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

※ちなみに…ボリビアではスペイン語しか話せない方がほとんどなので、旅行用のスペイン語会話帳などがあると本当に便利だと思います!

ことりっぷ 会話帖 スペイン語 (海外旅行 会話集)
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レクタングル大
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