【ワシントンDC】リンカーン暗殺の地…フォード劇場見学ツアー徹底ガイド

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アメリカ史上最も有名な大統領かもしれない第16代大統領エイブラハム・リンカーン。彼は南北戦争が終結して間もない1865年、観劇中に狙撃され暗殺されました。その劇場こそがワシントンDCのダウンタウン中心部にあるフォード劇場(Ford’s Theatre)なのです。

狙撃直後、リンカーンが瀕死の状態で運び込まれたのがフォード劇場の道路を挟んで目の前にあるピーターセンハウス(Petersen House)。彼はここで56歳の生涯を終えました。

このフォード劇場とピーターセンハウス、現在は『フォード劇場国立史跡』として観光地になっているのです。フォード劇場は現在も現役の劇場ですのでロビーまでは自由に入場できますが、劇場内とピーターセンハウスの中を見学するのは別途ツアーに参加(無料)する必要があります。ツアーは最長90分ほどで終了。

見学ツアーの予約方法及びツアー内容についてご紹介していきます。

〔アクセス〕

Ford Theatre
地下鉄ブルー・オレンジ・レッドライン『Metro Center』駅下車徒歩10分
開館時間毎日9:00~17:00(サンクスギビング、12/25除く)

見学ツアーの事前予約をしよう

見学には整理券が必要であり、当日の整理券が毎日8:30から配布されています。当日並んで手にいれることもできますが、効率的に観光するためにも事前に予約しておいたほうが絶対に良いです!

見学ツアーの事前予約はフォード劇場の公式HPから簡単に行うことができます。入場は無料なのですが、HPからの事前予約には別途手数料3ドルが必要になりますので、クレジットカードの用意をお願いします。

フォード劇場のチケット予約ページ

前述したように、フォード劇場は現役の劇場、同サイトで観劇の予約もできます。内部の見学ツアーは、『HISTORIC SITE』になるので、こちらを選択してください。ツアー見学の基本的な流れは、以下のとおり。

劇場地下の展示室/約25分 →②劇場内(ガイド付)/約20分 →③ピーターセンハウス内部/約10分 →④ピータセンハウス隣の展示室/約25分

ツアー予約時間はだいたい30分おきに設定されていますが、予約する時間によっては①~④のどれかが欠けているものもある(劇場がマチネ等で使用中の場合は②の行程が欠ける)ので、参加したい内容に漏れがないか確認されてから時間を指定してください。

予約が完了すると、登録したメールアドレスにチケットが送信されます。当日は忘れずにバーコードが記載されたチケットを印刷して持参してください。

劇場地下の展示室でリンカーンの人柄について学ぶ

 

↑劇場内ロビー。ギフトショップも。ロビーにはリンカーンの肖像画が所々にあります。

↑ツアー開始の5分ほど前から呼び込みが始まります。行列ができているので印刷した予約票を持って並んでください。1回のツアー参加者の人数は30~40名ほどでしょうか。そのまま地下への展示室へ移動しました。

↑展示室内のマップ。展示室内にガイドさんはいないので、ツアー参加者は自由に展示室内を周ります。リンカーンの執務室が再現された展示も。

↑こちらの展示では、ブッシュ元大統領やクリントン元大統領らが出演しリンカーンについて紹介する映像が流れていました。

↑こちらはリンカーンのデスマスク。

20分ほど展示室内を見学していると、ガイドさんからお呼びがかかり、一同フォード劇場内に移動します。

 

↑劇場までの移動中の展示。事件当日の朝から暗殺までのリンカーンと犯人の行動を追ったもの。これを見ると150年以上前の暗殺事件が現実味をもって感じられます。もっとゆっくり見たかったのですが、行列が進むので流し見になってしまいました。

劇場内の狙撃現場を間近で見学【フォード劇場内】

↑こちらが劇場内の様子です。意外にも小さな劇場で驚きましたが、歴史ある格調高い劇場といった感じです。ちょうどこの時期はクリスマスキャロルの劇を公演中だったので、クリスマスツリーのセットが舞台の上に残されていました。

↑そしてこちらがリンカーンが座っていた2階のバルコニー席。現在も星条旗と彼の肖像画が飾られていました。ツアー参加者は自由に劇場内の席に着席し英語ガイドさんの説明を聞きます。

暗殺犯であるジョン・ブースは、当時有名な舞台俳優でこの劇場の構造を詳細に把握していました。裏口からリンカーンのボックス席へ侵入、後ろから忍び寄り、リンカーンの頭部をピストルで近距離から狙撃したそうです。その後、彼は席からステージへ飛び下り、足を骨折しつつも劇場から逃亡を果たしたとか。当時、劇場は大パニックになったでしょうね…。

そんな大事件のあった現場を目の当たりにしてとても衝撃を受けます。ガイドさんの説明後は、ツアー参加者は自由に動いて劇場内で記念撮影できます。バルコニー席がより間近に見える2階へも階段で移動できますよ~。

↑劇場内には巨大なリンカーンの頭部の像も。

劇場内の写真撮影や見学を終えたツアー参加者から次の見学先であるピーターセンハウスへと移動します。ここで管理人、他のツアー参加者たちよりも早く移動すれば良かったと後悔しました(笑)。劇場を出て、道路を渡った向かいにピーターセンハウスがあるのですが、この建物は中が狭いため定員制限があり、ツアー参加者たちは入口の外で行列を作って入場を待つことになるのです。

この日の体感気温は0度。ゆっくり劇場内を見学し、遅めに劇場を出た管理人はツアー参加者たちが作る長い行列を震えながら待つことになってしまいました。15分ほどで中へ入る順番が回ってきました。

リンカーンが亡くなった部屋へ【ピーターセンハウス内】

 

↑こちらがピーターセンハウスの入口。入口には『House Where Lincoln died 』の文字が。当時ピータセンハウスは民宿であり、頭部を狙撃され重傷を負ったリンカーンが運び込まれた建物。その後、その歴史的重要性から政府に買い取られ、フォード劇場と共に国立史跡に登録されました。

 

↑こちらが瀕死のリンカーンが運び込まれた1階奥の部屋。彼は翌朝、この部屋のベッドで息を引き取りました。偉大な大統領の最期を看取った部屋が、このような小さな民宿の一室であったとは…なんとも複雑な気持ちに。部屋に置かれたベッドは190㎝と大柄だったリンカーンの身長には長さが足りなかったという逸話も。なお、このベッドはレプリカであり、本物は彼の地元であるシカゴ歴史博物館に展示されているそうです。

↓ベッドの本物が展示されてある『シカゴ歴史博物館』の記事はこちら
シカゴ歴史博物館へ行こう。シカゴ大火やリンカーン最期のベッドなど必見展示の宝庫。

↑リンカーンの容態を朝まで見守った側近たちが控えていたという部屋も隣にありました。

ピーターセンハウス内の見学を終えると、そのままエレベーターに乗り込み、隣接している展示室へ向かいます。

リンカーンの死後を追う展示室

↑リンカーン最期の様子を説明したパネル。ピーターセンハウスと隣接するこちらの展示室はリンカーン死後の状況を追った内容になっていました。

↑リンカーンの葬儀の様子。彼の遺体は特別列車に乗せられ、亡くなったワシントンから北部の都市を周り、故郷のスプリングフィールドまで運ばれたとのこと。リンカーンに弔意を捧げるために訪れた人は数十万人といわれています。

↑星条旗に包まれた当時の棺が再現されていました。現在の星条旗よりも星の数が少なくデザインが異なっていることにお気づきでしょうか。

↑当時の暗殺犯を捜すポスター。懸賞金がかけられています。暗殺の実行犯ブースの逃亡から発見までの経緯や、共謀者が絞首刑されたことについての展示もされていました。

 

↑展示室の中心にはリンカーンについての著書約1万5千タイトルが積み上げられたタワーが!このタワー3階まで達しており、すごい迫力でした。これらすべての本が1人の人物について書かれた本だというから驚きです。彼が死してなお社会に大きな影響を与えていることがわかります。

なおこの展示室の1階にはギフトショップになっています。

以上でフォード劇場見学ツアーは終了です。

さいごに

リンカーン暗殺と言う150年前の大事件を、臨場感をもって感じる体験ができると思います。展示室はサスペンス仕立てにもなっており、非常に興味深かったです。イラストや物の展示が多いので、英語が苦手でも十分楽しめると思います。

これだけ充実のツアーで見学料無料とは嬉しいかぎりです。ワシントンDCを観光される際はぜひ参加してみてくださいね!

なお、同じくワシントンDCにはリンカーンの功績を称えた記念館も存在します。興味がある方は以下のの散策記事もご覧ください♪

【ワシントンDC】リンカーン記念館と各種モニュメントを徒歩で巡る

★ワシントンDCの観光地別に所要時間をまとめていました♪
【ワシントンDC】スミソニアン博物館群など…観光地別所要時間の目安一覧

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