【最新】ブルーピリオド(27話)流石藝大!奇人の巣窟。負けるな八虎!【感想ネタバレ注意】

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『ブルーピリオド(第27話 洗礼)山口つばさ先生』ネタバレ&感想です。

10月25日発売のアフタヌーン12月号に掲載されています。

前話のネタバレ&感想はこちらから♪

最初の油絵科クラスのミーティングで、『明日、教授の前で作品と一緒に5分間自己紹介してもらう』と告げられた八虎たち。

作品はデータでも現物でも可で、自分の経歴や作品コンセプトを話すのに使えばよいとのことで。

そこが教授たちとの初対面になる。

自分がやるのは怖いけど、他のメンバーがどんな作品を作るのかは気になる。

明日の説明もそこそこに、助手の皆さんから、藝大のざっくりとした説明が。

ご存知のとおり藝大には、音楽学部と美術学部の2つがあるが、授業などでたま~にすれ違うことがあるが、音楽部とヤツと関わるときは気をつけろ と言う。

理由は、美術学部の恰好が汚いから という理由(音楽部の発表用の衣装に絵の具がついたらシャレにならない)。

なるほど!納得です!(笑) 確かに同じ藝大でも音楽学部と美術学部は人種の違う感じがしますね

そして美術学部には工芸科、彫刻科などの7つの学科があり、絵画科は油絵専攻と日本画専攻に分かれているのだ。

大学院からしかいけない専攻もいれると、版画、陶芸など更に細分化されていく。

授業は普通の大学と同じように必修科目と履修科目があるが、通常大学の卒業単位が130くらいなのに対して、藝大は『普通』ではないので、必修科目を抜いたらなんと22単位で卒業ができる!すっくな

ちなみに作品制作が90単位とのこと。

藝大には 夏休みが2ヶ月、冬休みが1か月、春休みも2か月ある。

登校日は4年間でおよそ600日しかない。

自由な時間が多い… もとい 時間の使い方を任されているのだと。

4年間制作するのか 遊ぶのか 勉強するのか。

明日のプレゼン準備

帰宅して、明日の自己紹介の準備をする八虎。

自分がこれまで描いた作品の写真を撮影し、パソコンにデータ化していく。

明日の自己紹介で 現時点でのクラスの人の実力・立ち位置が浮き彫りになる。

と、期待通り変な人が多かった今日のクラスを振り返る。

八虎がリビングでパソコン作業していると、母がやってきて今日世田介くんママと一緒に行ったという美術展の画集をみせてくれた。

デュフィという画家の画集で、これまで美術に無関心だった母だが、八虎が藝大に入ったことで美術の良さに気づいたみたい。

ただ これがアートか?とよくわからない作品もあったという母に、

芸術は食べれない食べ物みたいなものだから 評判のものをムリに美味しいと思う必要もないと思うよ』と助言。これはかつて自分が言われた受け入りの言葉だ。

この言葉に、『かっこいい! なんかもう美大生って感じ』と喜ぶ母だった。

俺は55人の中じゃ上手いほうじゃないかもしんない

作品だけで判断されるやつならきつかった…

でも 人前で話すのは結構得意な方なんだよね~~~~~

自己紹介はわかりやすいように起承転結を意識して、 五十音順だと『ヤグチ』は最後のほうで聞く方もダレるだろうからスピードも考えないと…

皆がどんだけ作りこんでいるのか気になる八虎。

相変わらず見た目チャラくてもほんと真面目!(笑) しっかり原稿もつくって練習しちゃったりして!

自己紹介当日!意外な再会

時間通り、教室に向かおうとすると、校舎の1階のベンチで助手の花陰とクラスの一人の巨乳女子が一緒にいた。

女子の巨乳をめっちゃもんでる花陰さん!

その女子に見覚えがあった八虎。

なんと受験のとき、八虎の鏡を誤って割ってしまった女子だったのだ。

そのときのことをめっちゃ謝る女子。ショートカットの可愛い女子で、『三木きねみ』と名乗る。

受験のとき、八虎も三木の絵を見ていたが、周りより頭1個飛びぬけて美味かった。やっぱこういう人が受かるんだな、と八虎。

三木も八虎の絵を覚えていて、かっこいい絵だなと思っていたと褒めてくれた。

喜ぶ八虎!

八虎の自分の絵を褒められて素直に喜ぶところ、可愛いですよね!1巻から健在!

2人の様子を見て、『同じ部屋で受かった人同士がお互いを覚えてるってやつはよくある』という花陰。

絵が上手いってことは 目がいいってことでもある』という。

デッサンを始めたばかりの頃はパースの狂いに気づけなかったりするが、何枚も描くと気づけるようになる。

目がいいってことは『違和感に気づける』ということなのだと。

ずっと合格が自分の実力に見合ってないと思っていた八虎。

しかし、花陰の言葉を聞いて ちょっと自信を取り戻したか…赤くなって照れる。

いよいよ自己紹介スタート

助手の夢元にどやされ、慌てて教室に戻る3人。

既に教授陣も揃っており、緊張感あふれる雰囲気。

早速、教授たちの挨拶が始まる。1年油画専攻担任教授は3人。

1人目は50代くらい?のロングヘアーが渋いおじ様 盧生(ろせい)教授

2人目は、 年齢不詳!小柄ロリ顔が可愛い 猫屋敷(ねこやしき)教授

3人目は、白髪?盧生教授とは違うストレートロングヘアーな 槻木(つきのき)教授です。

さすが藝大の教授だけあって 3人とも個性が爆発してます!(笑) クセが強い!

そしていよいよラスメイトたちの自己紹介がはじまる!

一人目の藍沢彩乃さんは、お団子頭ロングヘアーに超ミニスカート&網タイツな個性的な女子。

彼女が紹介した作品は、もはや油絵ではなかった! アートグラフィック??

彼女は2浪した後、1年間多摩美に通っていた経歴の持ち主。

彼女の絵が何のジャンルになるのか、私にはわからないので詳細は省きます(笑)

彼女が作品について説明すると、教授たちが2,3言 感想を喋ってくれる感じです。

作品としてのクオリティが高いと高評価。

続いて、2人目3人目とそれぞれ自身の作品の紹介をしていく。

皆それぞれ自分の世界観をしっかり持ってる感じ。

俺が怖がってた「上手い」「下手」の話なんかしてないんだ この人たち…

15号のキャンパスの中でどうこうって話じゃない 

大人が話してることに よくわからず頷いている 子供みたいな気分だ…

圧倒される八虎…

次に呼ばれたのは 村井八雲 という男子(黒髪イケメン風!)。

持ってきた絵(現物)がめちゃくちゃでかい!

昨年の個展で出した絵を持ってきたようで。

裸の男性がベッドに横たわっているセンセーショナルなモチーフだ。

以前から自分の身近な人やモチーフを名画の登場人物に見立てたシリーズを描いており、この作品もそのひとつだった。

これは自分の中でも最強の作品っすね!』と自信満々だ。

最強のものができたなら もう大学来なくていいんじゃない?』という槻木教授のツッコミにもひるまず

俺は常に最強を更新し続ける』と返すほど、強いメンタルの持ち主。

村井君のターンが終わり、いよいよ八虎の順番が来た!

自分には村井のように教授をイラっとさせるほど内容のある話はできない…

ならやっぱりできるだけ自己紹介で面白く話そう と腹をくくる八虎。

思い切り笑顔を作り、臨む!

高校2年生までほとんど絵を描いたことがなかったこと、美術部の先輩の絵を見て感動して美大に行こうと思ったこと。だから予備校描いた絵を紹介したいと伝えたところ

何浪したの?』と猫屋敷教授から質問が入り、八虎が『現役です』と答えると 『大したもんだ』と教授陣も驚く。

ここまでの掴みはいい感じだ。

だが予備校時代の自分の作品をスライドに写し、ふんわりした説明しかできないでいると(このときのテーマが何だったかくらいしか説明できていない)…

教授陣は無反応…

そんなに拾うことないのか…?とやりづらさを感じる八虎。でも笑顔はなんとか保つ!

槻木教授が一言、

君はさあ コレから先 どういう作品 作っていきたいの?

とズバリ。

今のままじゃやばいってこと? 焦る八虎…

今日皆さんの作品を見て 考えなきゃいけないと思いました』としか答えることができない。

槻木教授もこれに頷き、『まだ18歳だから いろいろやってみてほしい』と助言した。

持ち時間が終わり、クラスメイトの輪の中に戻る八虎…

汗がびっしょりだ…

そんな様子を見つめる世田介くん。

教授陣からの講評

すべての人の自己紹介が終わった。なんと終わるまで3時間!

軽く講評と、最初の課題の説明もすると言う。

まずは迫力満点の盧生教授の講評。

今年の1年生は課題が直球だったせいか比較的愚直な生徒が多いように感じること。

愚直さは悪ではないが もっと疑いもっと挑む必要があるということ。

とりあえず受験で身につけたものは 一度捨てる そこからだ

受験絵画は作品ではない

と言い切った!!

そういう意味ではぴったりの課題だという猫屋敷教授。

最初の課題は、なんと『自画像』!

入試課題の一次試験と同じだった。

シーンは変わり、授業が終わり 活き活きと上野駅のホーム内を歩く花陰さんを含む助手3人組。

こんなときはお酒が飲みたくなると相変わらずの花陰。

同じホームに八虎がいることに気づき、帰るとこなら一杯付き合ってよ と誘うが、

八虎は『すみません 今日は友達と約束があって』と笑顔で断り、また誘ってくださいとその場は別れる。

ホームに一人佇む八虎… 目からは大粒の涙が零れていた…

~第28話につづく~

感想

あ~~~今回も読みごたえたっぷりすぎる27話でした!!

最初っからゆっくり感想を書きたいのですが、ラストの八虎の涙が衝撃的すぎて!!

負けるな八虎~!へこむな~!と応援したくなります。

落ち着いて最初から振り返りましょうね。

助手の皆さんの 藝大の紹介、非常にわかりやすくて良いですね。

藝大の音楽と芸術学科キャンパスって道路挟んで別れてるんですよね。

学生さんのキャラは道渡るだけで大学でもガラッと変わるんでしょうね、面白いな~♪

自由な時間が多い分、4年間遊んで終わらせるか、制作するか 学生自身に委ねられているっていうのは重いですよね。

これは美大に限った話じゃないと思いますが、受験でストイックな生活しまくった人ほど目標だった大学入って、燃え尽き症候群になって大学行かなくなってバイト遊び三昧ってのは、大学生あるあるな気もします(笑)

藝大編スタートして2話目だけあって今回も新キャラがたくさん登場しましたね。

さっそく花陰さんに胸もまれまくってた三木さん。

雰囲気柔らかくてとっても良い子そう(八虎の絵を褒めてくれたし)。

そして八虎が言ってたようにめちゃくちゃ絵が上手いんでしょうね。

そんな彼女も2浪している、と作中で言っていたので、やっぱり八虎の現役合格ってのはすごいことですよ。教授たちも驚いていたし。

ただそんな八虎も、クラスメイトたちの作品を見てすっかり自信喪失しちゃいましたね…

自分が囚われていた上手い下手の次元とは全くステージが違っていたという事実。

確かに今日、出ていた人達は『自分はこういう作品をつくりたいんだ!』というのが前面に出せていたと思います。

一方、受験絵画から抜け出せていない自分…。

この作品の課題がこれだった…という切り口しか語れていない印象でした。

後は持ち前のコミュ力で乗り切ろうとしてる感じ(笑)

でも当然、百戦錬磨の教授陣には通用しません。

さいごに教授から『受験絵画は忘れろ!』とはっきり言われてしまうし…。

こりゃへこんでもしょうがいないよな…。

こうしてみると、藝大受験編で世田介くんが『受験絵画なんてまっぴらだ!』とタンカきって予備校をやめたエピソードがじわじわ効いてきますね。

受験絵画なんてクソ的なこと言って予備校辞めたのに、しっかり現役で受かってる世田介くん…うん、あんたやっぱりすごいよ…。

今回世田介くんの自己紹介は作中で読めませんでしたけど、どんなだったか気になりますね。

自己紹介の後、汗だくだくの八虎の様子に世田介くん気づいてるみたいだったし、後でフォローとかあったりするんでしょうか。

ブルーピリオドもいよいと藝大受験漫画から藝大生漫画になっていくんだなぁ…と改めて実感です。いや新章突入ってなった時点でそうなんですけど。

でもでも! まだそんないきなり『今までやってきた受験絵画を忘れろ!』なんて言われて気持ちついていかないですよ!

だって読者だってまだ戸惑ってますから!(笑)

これから八虎と一緒に順応していくしかない!

とにかく最初の課題、『自画像』の政策期限まで1か月以上あります。

八虎は受験絵画を抜け出して、自分の描きたい絵を見つけることができるのか!?見ものですね!

はじめて渋谷の早朝、ブルーの絵を描いたときの気持ちを思い出して頑張ってほしいです!

今回はなんだか母のような気持ちで感想を書いてしましました(笑)

次話も楽しみに待ちたいと思います♪

レクタングル大
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