ブルーピリオド(31話)第2の課題『渋谷』が完成!評価はいかに?【感想ネタバレ注意】

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『ブルーピリオド(第31話 渋谷は1日にしてならず)山口つばさ先生』ネタバレ&感想です。

2月25日発売のアフタヌーン4月号に掲載されています。

前話&最新話のネタバレ&感想はこちらから♪

中間講評 猫屋敷教授からのアドバイス

世田介は部屋で、課題のために自室のデスクの上で大量に紙をプリントアウトしていた。

そして中間講評の日が来てしまった。

八虎は中間公表まで俺何してたんだ?ってくらい終わってない状況。

何もないと講評のしようがないだろうと油絵1枚とスケッチブックだけは持ってきている。

渋谷について作るのは確定してるが、問題はマケット。

予備校時代も立体型の変化球な課題が苦手だった。

『講評しなくていい?』という槻木教授の前回講評での一言がよぎる。

それを思い出すだけで一気にやる気が失せてしまう。

中間講評は、一人ずつミーティング形式で行われる。教授は猫屋敷教授のみ。

八虎の順番になり、八虎が思い入れのある渋谷の歴史を作品にしたいことを伝えると、

『(矢口くんは)たぶん作品を作ったことがないんだね〜』

といわれてしまう。

またこういう言い方をされるのか…と落ち込む以前にムカついてきた八虎。

ふっきれて猫屋敷教授に言い返す!

…すみません作品ってどういう意味すか?

受験絵画ってことっすか?

じゃあ教授たちに褒めてもらえるような作品を作ってもそれって美大絵画にしかならないんじゃないんすか?

『あはっ、なるかも〜』と笑顔の猫屋敷教授。

何やっててもレッテルは貼られるが、今の八虎は偏るほど選べていない。

前回の八虎の作品は思いつきの要素が強かったように見えたと指摘する。

君は渋谷で何を表現したいの?いや渋谷の何を表現したいの?渋谷を何に表現したいの?渋谷を何で表現したいの?

ソレを人に伝えるためにはどんな思いつきがぴったりくる?

どんな描き方?どんなモチーフ?どんな素材?どんな大きさ?どこにどうやって置く?

それが本当に伝えたいことにぴったりくるのか 吟味して検証して繰り返して君が選んだものが君の作品になるの

プレッシャーにもなりかねない深~いアドバイス。

だが、おかげでちょっと視界がクリアになった八虎。

前回の課題の時、槻木教授が言っていた『絵画でやる意味ある?』ことも理解できた気がした。

ここまでで八虎の中間講評は終了!

次の順番は八雲。

やっぱでっけえもん作りたいっすねでっけいやつ!でっけえことは最強なんで!

と相変わらずのぶれない発言。

次、鉢呂。

大好きなボードゲームをベースにした作品を作るようだ。

次、世田介。

彼の説明はいたってシンプル。『東京の歴史については調べてますそれだけです』

以上。

1年生全員の中間講評がおわった。

中間講評はどうだったかと夢崎が猫屋敷教授に聞く。

みんなすれてなくていい子ね〜私この学年好きかもだわ

でも1/3くらいは完成しないかもね

と氷の微笑。

猫屋敷先生が1年の担当教授で間違いなく一番えげつないなと、夢崎は思うのだった。

煮詰まる八虎 海釣りへ…

吟味して検証して繰り返してたくさん考えて手を動かしてトライ&エラーだ!

もう1回初めから考えよう、と意気込む八虎だったが、やっぱり煮詰まってしまう……

じゃあ俺は渋谷の何を表現したい?

もしかして早朝の渋谷と渋谷の歴史って俺がどっちも面白いと思っているだけで噛み合ってないのか?

マケットの素材はどうする?もう時間ないぞ

鉢呂が八虎を煮詰まってんなら飲もうよ〜と誘う。

東京の街の喧騒をボードゲームに見立てて作ると決めており、めどがついている余裕の八呂。

最初は講評まで時間がないからと断った八虎だが、やはり鉢呂に課題の相談しようと思い直した矢先、

八雲が割り込んできて、いきなり飲みのかわりの釣りにいこう!と強引に誘ってきた!

八雲はかなり貧乏で夕御飯のため魚釣りをしたかったらしい。強引に引っ張られ三人で海で釣りをするという謎の状況。

自己中すぎる八雲にいらつきながらも渋谷について相談する。

新潟出身で渋谷についてあまり知らないという鉢呂に対して、

意外にも八雲は渋谷についての雑学を披露する。

ギャラリーねえ…渋谷で会うとつったらセゾン文化だろ西武の…

渋谷のアートカルチャーについて滾々と説明する八雲。

八虎は、八雲のその知識量に驚く。

俺 今まで『渋谷』のことだけを調べてた

でも八雲さんのはいろんな知識が繋がって渋谷の知識を作ってる

ただの自信家にしか見てなかったけど 街に積み重ねがあるように自信になるまでの積み重ねがあるんだ

八虎の意外そうな様子を見て、八雲に『俺の事馬鹿だと思ってたんだろ』と突っ込まれる。

ぎくっとしながらも、知識を教えてくれたことにお礼を言う。

あの明かりの一つ一つにも人生がある

早朝の渋谷は少し眩しいような でも静かで渋谷じゃないみたいな 

1日の始まりのようなこれから眠りにつくような あの青い世界

あの青い世界も積み重ねでできたんだ

表現したいことは決まったが、今度がマケットがうまく作れなくて行き詰る八虎。

自分にもっと技術があれば上手く作れるのにと落ち込む。

この作品には誠実でいたい、と八虎。

どうする!?

…そして遂に講評当日が来てしまう。

講評当日

まずは世田介の作品。

東京の事を調べた紙をプリントアウトしそれを重ねて建物が作られている。

東京を作るのに紙が合ってると思ってのこと。油絵作品ではそれがそのまま描かれている。

シンプルなのがよい、と教授には好評価だ。

八雲の作品。やっぱりでかくて外に展示されている。上野のホテル街がモチーフだった。

外で展示する申請していないだろ!とドヤされる。

そしてついに八虎。

マケットをレゴで製作していた!何重にも積み重ねられ層の上に渋谷の街が形成されているのがわかる。

渋谷が好きで渋谷を作ろうと思っていろいろ調べたんですけど月並みですけど人も文化も街も全部積み重ねなのに表層しか見れないんですよね

街っていうのは人が作るものだと思ってその象徴としてあかりをいくつか仕込み当初は普通に作ろうと思ったんですが
自分じゃ作れないと思って…

レゴにしたの と猫屋敷教授が補足する。

ちょっとでお家って言うか素材の力に頼りすぎかな。

レゴっていう素材自体が持つ積み重ねもあるしね。

と、他の2人の教授の評価は辛口だったが…。

猫屋敷教授は、

私は矢口くんが自分では作れないって自覚してレゴを選んだってことすごく進歩だと思う

むしろ絵画作品にこの精査が感じられない方が気になるかな

でも中間講評からここまでやってくるとは思わなかった

思わず礼を言う八虎。

猫屋敷教授はこの中で唯一、八虎の積み重ねを見てるからそう言ってくれた。

嬉しさでその場にしゃがみこむ。

結局あれだけ調べた歴史も文化も作品には行かせなかったが、個人的に見えものは確実に変化した。意味不明だと思ってた現代アートも積み重ねを知ったら見えるものが変わるかも

全員の講評がおわり、全体講評の後、一同解散。

全体講評で、猫屋敷教授は『次に繋がる足がかりになった作品の人が多かった』と言っていた。

1年生の課題は残り課題1つと進級製作だけになる。

そして9月には文化祭が。

サークルに入っていない八虎はやることはない…と思っていたが、

藝大名物・神輿がある!

1年生は夏休み中全部使って学部対抗の神輿を作るのだという。

~第32話につづく~

感想

今回はほんとに見所盛りだくさんな回でした!!中間講評だけでなく最終講評までやってくれるとは!

八虎と猫屋敷教授との中間講評でのやりとりは、今後 芸術作品を観賞するうえですごく勉強になったな~、特に現代アート系の鑑賞において。

最終的に完成した芸術作品はすべて作者の取捨選択のうえに成り立っているのだと思うと、

この作者はなんでこの配色にしてこの形にしたんだろうとか考えられて観賞するのが楽しくなりますね!

猫屋敷教授も槻木教授も同じことを言ってくれとはずなんですけど、猫屋敷教授わかりやすかったですー!というか槻木教授、言葉が端的すぎてわかりにくいんだな(笑)

そして八雲さん。相変わらず自信家で強引なんですけど、釣りでの一件で彼がとっても博識なのがわかりました! 新たな一面そして常に金欠なことも……

人も文化も街もぜんぶ積み重ね!面白いですね。それを作品で表現しようとした八虎。

そして、八虎がこの作品に行き着くまでの過程、積み重ねを猫屋敷教授が知ってくれていたことで評価がプラスだったっていうのもうまく繋がっていて面白かったです!

『この作品には誠実でいたい』ってセリフよいな~。

猫屋敷教授が自身の進歩を評価してくれて、セリフではなく、しゃがみこむシーンから八虎の嬉しさというか感動が伝わってきました。

芸術作品を観賞するうえで作者の経歴とか作品の背景を知るのってすごく良いですよね。

これから美術館行ったら、これまではなんとなく読とばしていた作品紹介文や音声ガイドしっかり聞いてみたいなぁと思いました。

今回の課題は八虎以外の世田介、八雲、鉢呂の作品も見れて楽しかったです。

さすが世田介くん、そつなく好評価なのがすごいです。猫屋敷教授はなんか思うことありそうでしたけど。課題に対して、誰にも頼らずものすぐごい量の下調べしていましたね。しっかり準備するタイプなんだなぁ。

八雲は相変わらずぶれないですね(笑)

鉢呂さんボードゲーム大好きなんですね!良い趣味だ!そして見た目に反して可愛い作品の作るのも素敵。

そして1年生の課題はもう残り2つだけなんだということ!あっというまでびっくりです。

ラストで出てきた芸大祭名物の神輿!はじめて芸大の文化祭に行った時から神輿すげーーって思っていたのでブルーピリオドで神輿制作やってくれるのとっても嬉しいです!!あの神輿って1年生、しかも学部対抗だったんですね!

神輿ってなに?って方はぜひ東京芸大 神輿ってぐぐってほしいです。ほんとクオリティ高すぎてびっくりするので。

あのデザインてコンペとかで決めるのかなぁ作られる神輿は4つ、学部対抗ってことで新キャラとかも出てきそうですね神輿はとにかくでかいので、八雲が全面に出てきそうだ(笑)

一方で、世田介あたりは全く興味なさそうですね~。八虎がどう関わっていくのか楽しみです!

レクタングル大
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