ブルーピリオド(36話)壁画実習はじまる。世田介、疑惑のセンター合格枠?【感想ネタバレ注意】

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『ブルーピリオド(第36話・ハロー!ワールド!)山口つばさ先生』ネタバレ&感想です。

8月25日発売のアフタヌーン10月号に掲載されています。

最新第8巻は2020年9月23日に発売されました!(^▽^)

前話&最新話のネタバレ&感想はこちらから♪

壁画実習はじまる

夏休み明けの久々の授業。

授業開始前、うたたねをしていた世田介は、幼い頃描いた絵を母に褒められていた夢をみていたが、夢見が悪かった様子。

一方、授業に向かっていた八虎は転んで鼻血を出している盧生教授と出会っていた。

困っていると猫屋敷教授と花陰さんが現れ、助けてもらうも、花陰さんから後期初日から幸先悪いね〜とからかわれる。

八虎が向かう授業は壁画で担当教官は盧生教授。これから2週間ずつフレスコ画とモザイク画の制作実習を行っていくとのこと。

今回、今では珍しくなった壁画に取り組むのは、美術の基本である「古きを知り新しきをつくる」を学ぶためで、今当たり前にあるものだけでなく、「ない」時代から学ぶことも非常に重要だからとのこと。

盧生教授が「壁画は体力仕事」言うように、取手キャンパスからトラックで運ばれた画材は重量感があり、石灰モルタルを錬る作業はもはや大工仕事。

完成したモルタルを塗り、線香、顔料で作った目印を基に顔料を載せていく。櫻井さんによると、フレスコ画の特徴は、その語源:フレッシュの通り、上描きができず、壁の鮮度との戦いとのこと。

フレスコの難しさにぶちあたる八虎とは対照的に活き活きと描き進める八雲。

八雲は全体を見渡し、こういう共通課題だと得手不得手が見えると言う。八雲が世田介の作品を上手いなと褒めると、彼は昔から上手い、と説明し始めてしまう自分が嫌になる八虎。

実は八虎は世田介の絵を見るといつもがっかりしていたのだ。自分の下手さが強調されるのが嫌なのか、彼の作品を見る直前まで意外と上手くなかったらいいなとか考えていたらしい。

八雲は自分の作品なら得意分野を尖らせていけばいいと言うが、八虎は「でも羨ましいっす」と心の声が漏れてしまう。

そんな時、猫屋敷教授からラムネの差し入れが届く。ラムネ片手に世田介にどうやって描いているのか聞くと、世田介は「見たまま」と答える。

フレスコ実習も終わり、一区切りついたのでみんなでお疲れ会をやることに。世田介も誘おうとするが、当然ながら来ない。

お疲れ会にて。センター合格のうわさ

お疲れ会では受験の時、誰が主席なのかが話題に。八雲が自ら成績開示しており、次席とのこと。

誰が主席かわからないまま、センター合格者がいるらしいとの話題に。

一次試験合格者のうち、センター試験で1位だった受験者は二次試験の作品評価にかかわらず、無条件で合格させるという噂があるのだ。

モザイク実習にて。

フレスコ実習の次はモザイク実習がはじまった。

モザイクは大理石やガラスを砕いたもの、テッセラで画面を構成していく。今回の実習では、石から砕いてテッセラを作るところからはじめるため準備段階から大変な作業量だ。

皆、もくもくと作業を進め、あっという間に時間が経過する。

世田介が一段落ついたとき、花屋敷教授が突然話しかけて来て、『良い頭は使わなきゃだから 本を読んだほうがよい』と発言。意図を汲めず、花屋敷教授に苦手意識を持つ世田介。

八虎が世田介のモザイクの進みが早いと褒めても、『遊んでないで手を動かせば』と皮肉。いつになく感じの悪い世田介に八虎も動揺する。

講評、そして打ち上げ

例年どうり、壁画実習の講評はおおむね良好らしい。

フレスコ画は八雲と世田介が群を抜いて上手いと評価を得る。

例年、この実習から作品が変わった学生が何人もおり、この実習が何かを掴むきっかけになることを祈っているという盧生教授の講評をソワソワ顔で聞く学生たち。

実習の後は、打ち上げが待っているからだ。

講評があった部屋で教授たちも参加してそのまま打ち上げがはじまる。

この前のやり取りから気まずいままだった八虎が世田介に話しかけ詫びる。

そこへ、花屋敷教授が世田介のもとへ来て、『上手いのはわかったから頭使ってよ頭 君にこういうの求めてないから』と発言。

『?』の2人に更に花屋敷教授が『だから 君は絵でとったんじゃ…』と言いかけたところで、他に呼ばれ教授はその場を離れてしまう。

意味を理解できない世田介に対し、センター合格の噂を聞いていた八虎は青い顔に。

そのことに気づいた世田介が八虎にどういう意味かと問いただす。

そこで八虎も『毎年1人 学科の成績が一倍良い人は絶対合格になるって噂があって…』と話してしまう。

それを聞いた世田介は無言で部屋を出ていく。八虎が追いかけるも、『しね くそが』と静かに暴言を吐くのだった。

第37話へ続く~

感想

今回は全体的に不穏な雰囲気…でしたね。

実習内容が楽しそうな壁画作成だけに悲しい…。

不穏な理由は、突如ふってわいてきたセンター合格のうわさでしょうね。

今回の花屋敷教授の世田介への絡み方みてると、間違いなく3人の中で一倍怖いのは花屋敷教授だな!さすがに今回は、世田介がかわいそうな気がします…。プライドずたずただよ…。

あんたセンター合格なんだからって言ってるようなもんだもんな~。

まぁでもあくまで噂ですから真偽のほどは定かではないですが。

来月号で明らかになるんでしょうか。

いまだ油絵科にというか大学に馴染めていない感じの世田介。このままだと途中で退学しちゃわないか心配になります。

フレスコ画の実習では世田介が模写とかデッサンに関してものすごく上手いってことが改めてわかりました。予備校での骨のデッサンもすさまじかったですもんね。

今話では、八虎の世田介を”天才”と認めつつも複雑な心境が吐露されていましたね。

世田介ももう少し他人に心を開いてくれるといいのですが…。

ところで、今話の『ハローワールド』のワールドって世田介のこと指してるんでしょうか?

それとも単純に新しく壁画の世界へようこそ!的な?

橋田が世田介のこと『世界くん』って呼んでますもんね(世田介の漢字を立て読みすると世田介になるから)。このドロドロ期を抜けて、新しい世界くんに生まれ変わってほしい!

そして、壁画実習を通じて驚いたのが盧生教授が意外におちゃめってことです。

油絵画の教授3人は全員見事にキャラ立ちしており、盧生教授はとにかく厳格な方かと思いきや(笑)

鼻血出しちゃってシュンとしてるところとか、モザイク作成の魅力を語っちゃってるところとか可愛さあふれてます。

花屋敷教授が盧生教授に教えようとしていたアンチエイジング方が気になる(笑)

壁画専攻の櫻井さんのフレスコとモザイク画に対する説明がとってもわかりやすくて勉強になります。盧生教授が『当時の巨匠たちがいかに卓越した技術をもっていたか』と言っていましたが、この説明を聞いた後にルネッサンス期の名作の見る目が変わりますね。

次号までなんだかモヤモヤした感じになってしまいますが、センター合格がタダのうわさであることを願うばかりです。

レクタングル大
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