昭和元禄落語心中・番外編前編(BE・LOVE1月号)最終回のその後…自分の『死神』を模索する信之助の前に現れたのは!?【ネタバレ注意】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昭和元禄落語心中 番外編 前編
著者:雲田はるこ
掲載誌:BE ・LOVE1月号(2019年)掲載
出版社:講談社

最終回から約2年… なんと昭和元禄落語心中の番外編が『BE ・LOVE』に掲載されました!

もともとは漫画雑誌『ITAN』の大人気作品だったのですが、『ITAN』が休刊してしまったため、同じく講談社の『BE ・LOVE』に掲載されたようです!

アニメ化に続き、2018年には岡田将生さん主演でドラマ化までされるなど、大ヒット作でご存知の方も多いとおもいますが、はじめてこの作品を読んだときとにかく衝撃を受けたのを覚えています。

最終回では、天才落語家・有楽亭助六を祖父に持ち、大名人・八代目有楽亭八雲に育てられた信之助の成長した姿が見られましたが、番外編ではその信之助が落語と向き合い、模索していく姿が描かれています!

ストーリー(ネタバレ注意)

深夜テレビの前で、八代目有楽亭八雲の『死神』を食い入るように見つめる信之助。

八代目の真似をしようとするも思うようにいかない。

そこへ天真爛漫な妹、小雪が登場。

落語家として五代目有楽亭菊比古を襲名し、二ツ目となり、自立するため家を出て一人暮らしをしている信之助が珍しく実家にいるため、甘えてくる。無理なんかせずに家に帰ってくればいいのに、と小雪。

噺家の本分は『清く!貧しく!美しく』と真面目でストイックな姿勢の信之助。

愛されて育って何の苦労もしらない自分が どうやって落語の『清貧』に寄り添えばいいのか…と模索していた。

翌日、信之助がもう90歳をとっくに超えた松田さんに会いにいくと信之助の母、小夏もいた。松田さんの家でこたつを囲みながら、松田さんは懐かしそうに八代目や助六がまだ若い頃の話をしてくれた。

今よりずっと貧しかった時代、毎日食べていくだけで精一杯だった時代だが、助六はこの辛い経験がゆくゆくは落語に役立っていく…と言っていたという。

こんな幸せな時代が来るなんて思ってなかった、いつ死んでも悔いはないと松田さんは笑顔を浮かべる。

死にたいなんて一度も思ったことがない 自分が死ぬ想像もできない 

そんな甘えた了見で『死神』なんてできるわけがない

と夜の橋の上で信之助は項垂れる。

そんな自分はなぜ『死神』の演目に惹かれるのか?自問自答していた。

すると突然、橋の欄干の外側から手が!

教えてやろうか?』と首元のマフラーを前に引っ張られる。

首を掴まれ、そのまま橋の下の川に引きずり込まれてしまうのだった!

わけもわからぬまま…信之助がなんとか川の中から這い上がると…

そこには、なんと若き八代目八雲が菊比古の姿で現れた。頭には手ぬぐいを被っている。

信之助が名前を聞くも、『名前を聞くのはご法度』と教えてくれない。

持っていた扇子を見て信之助が噺家と気づき、自分も噺家であると告げた。

信之助もうすうす『もしかして八代目?』と気づく。

向こうにいいところがある、ついといで という八代目の言葉に信之助はどうするのか??

~後編に続く~

感想

大きくなったね…信坊…

連載当時から読んでると、あんなに小さくて可愛かった信之助が立派に落語家として二ツ目として頑張ろうとしている姿に感動しちゃいます。

妹の小雪ちゃん、あの天真爛漫さ ほんと妹って感じで可愛いです。与太さんそっくり!与太さん女にしたらこんな感じなんだろうな。

成長した信之助のストイックなところや繊細なところは、八代目かつての菊比古と重なりますね。

松田さんもご存命でなによりです!100歳まで生きてくれ!

さいごはまさかの予期せぬ展開(ホラー展開)で、若き日の八代目が登場してくれました。

相変わらず、八代目の菊比古バージョンの色気がすごい~(笑)

後編では、八代目が信之助に『あの世とこの世のさかい』の世界を案内してくれる様子。八代目との邂逅が信之助にどんな影響を与えるのか…

後編も楽しみにしたいと思います。

↓後半のストーリー&感想も書きました。こちらからどうぞ!

昭和元禄落語心中・番外編後編(BE・LOVE2月号)信之助、渾身の『死神』!冥途の夢先案内人は八代目八雲?それとも…?【ネタバレ注意】
昭和元禄落語心中 番外編 後編 著者:雲田はるこ 掲載誌:BE ・LOVE2月号(2019年)掲載 出版社:講談社 2年...
レクタングル大
レクタングル大
おすすめの関連記事など