【最終回】長閑の庭(Kiss_2019年5月号)堂々完結!元子と教授の結末は?【ネタバレ注意】

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長閑の庭(のどかのにわ)最終話(第32話)
著者:アキヤマ香
掲載誌:Kiss2019年5月号掲載
出版社:講談社


☆最終話が掲載された最終巻7巻が5月13日に発売されます!

『長閑の庭』前回までストーリーが気になる方はこちらをどうぞ♪

以下、ネタバレ含みます。

ストーリー(ネタバレ注意)

教授と共に歩いていく道を選ぶを決意した元子。

教授の家に押しかけ、遂に2人は熱い抱擁をかわす。

これから残りの時間、一緒にいろいろなところに行きたいと話す2人。

榊教授にも元子にも笑顔が戻った!

年が明けて新年、2人で小さな神社に初詣に行く。

教授のほうから手を繋ごうと言ってくれた。手を繋いで歩く2人を好奇な目で見る人もいたが、もう気にならない。

教授は、元子の家族が自分たちの事を知っているのかと切り出す。

大切な祖父を騙しながら自分と会うことに、迷いがあるのではないか、と。

教授:”嘘をつき通す優しい” ―――というものは存在すると思う

だが僕はそれを失敗して 君と余計に悲しませてしまったと後悔している

元子には後ろめたい事をさせたくないし 自身を誇れるような人間でいてほしい と教授は考えていた。

近いうちに元子の家族と話したいと頼む。

そして遂に、教授が元子の家を訪問。

元子の母と祖父の前で、2人が真剣に付き合いをしていると打ち明けたのだった。

戸惑われるのは承知のうえで、交際を認めてほしいと頼む。

当然ながら激高する祖父。普段温厚なお祖父ちゃんなのに…

こんな事になる為に大学院まで通わせたわけじゃない、こんな年寄りにたぶらかされて…』と怒る!

人にモノを教える資格がない、とまで言う祖父に対し、教授は『それでも受け入れていただきたい』と誠実に頭を下げた。

正月が過ぎ、いつもの日常に戻ったが、元子はお祖父ちゃんとは気まずいまま…

教授が大学で仕事をしていると、なんとそこへお祖父ちゃんが一人で訪ねてきた!

元子のことは普通の幸せを掴めるように大事に育ててきたというお祖父ちゃん。

まさか結婚も考えているのか?という問いに、

自分は完治が難しい病気であり、将来が無いことを打ち明けた。

それを聞いて再びお祖父ちゃんは怒る!

病気をエサに縛り付けて、元子が不幸になるだけだ』と。

怒るお祖父ちゃんに対して、教授は ふたりで過ごす時間は”けじめの儀式” と説明した。

彼女が僕との時間を完結させ 次の章に進む為の儀式であると。

思い残すことがないように。

元子に重荷を背負わせてしまうことはわかっているが、それでも2人はその道を選んだ。

そんな元子を支えてほしいと改めて頭を下げるのだった。

お祖父ちゃんは2人の気持ちはよくわかったが、そんな二人を祝福できない と言い残しながらも部屋を出る。

元子はお祖父ちゃんが教授のもとを訪れたことを知り、慌ててお祖父ちゃんのもとを訪れる。

元子にはもっとふさわしい男がいるとは思うが、それは自分の思う幸せの押し付けなのかもしれない、とお祖父ちゃんは語った。

そして、2人の関係は理解できないが、自分は一生元子の味方だと言ってくれた。

大粒の涙を流す元子。愛し合う人がいて、それを見守ってくれる人がいることの幸せを実感する。

教授と出会ってからこれまでのことを思い出す。

恋は一本の鎖のようで お互いの鎖が絡み合って初めて愛になる。

それは元子にとって優しくて心地よい束縛だった。

ドイツの公園のベンチに寄り添い合って座りながら、桜を眺める2人の姿があった。

帰国したらバルコニーの薔薇の世話をして、5月にはまたあの洋館の庭に行こう、

それから映画を観て、それから…それから…と

やりたいことは尽きない…

月日は流れ…

教会のベルが鳴り響いていた。

花嫁の手からブーケが投げられ、それを受け取ったのはなんと元子。髪が少し短くなっている。

そして隣には田中さんが。

なんと花嫁さんは樹里ちゃんだった!人の好さそうな旦那さんが一緒だ。

田中さんは『あ~あ 俺も彼女ほしー 樹里ちゃんに先越されちゃったよ…』と軽口をたたく。

そしてブーケをもらって戸惑う元子に対して、田中さんが口にしたのは…

教授が逝ってもう2年だよ』との言葉だった。

もう他に目を向けてもいいんじゃない? 黒い服しか着れないなんて言うのもやめて…』と切り出すと、

元子:いいえ 私今はこの色が好きだから着ているんです 教授も似合っているって仰ってました!

そこには明るく笑う元子の姿があった。

君は教授っていう呪いをまとったまま 前に進むんだな』と田中さん。

呪いというよりは 鎖というかリボンというか 優しく心地よく締まっているんです』と元子は答える。

今の私は教授の願っている姿とは違うかもしれないと思いながら。

その絡まった鎖ごと愛せるのは俺しかいないわな!

と田中さんのひとりごとが聴こえます。

最期に元子は教授に語りかける。

元子:榊教授 私の恋愛の定義 どう思われますか? 悠久のその庭で…

教授が思い出の庭で紅茶を飲む姿を思い出していた。

=完結=

感想

まずは、アキヤマ先生、5年間の連載お疲れ様でした~!!

連載から5年間も経っていたのですね、ラストの展開が怒涛だったせいか短く感じてしまいます。

教授の死後、元子が泣く描写が一切なかったんですよね。

そもそも教授が病んでいくシーンや死の描写も無かったですね。

敢えて描かれなかったのかな、と思います。

最初からこのエンドは決まっていたんでしょうか…

切なすぎる…!

ちゃんともう一度、1巻から見直さなくてはって思いました。

元子がその後も黒い服着続けているってのももう…

まぁ好きで着てるとのことでしたが、そのセリフの元子の笑顔が素敵すぎて!

なんか絶対最初の頃より美しくなった気がしました。

ラストは田中さんの明るさというか全然元子のこと諦めてない感じに救われました(笑)

その後の元子と田中さんのエピソードも番外編とかで読めないかな?

それにしても、短期間とはいえ、元カレを自分の式に呼ぶ樹里ちゃんすげーーー(笑)流石です。樹里ちゃん応援してたので、幸せになってくれてよかった。

最後の田中さんが言った『教授という呪いをまとったまま…』と言葉に『呪いというよりは鎖かリボン』と元子が答えたところが印象的でした。

最終話らしく要所要所に過去の回想が出てきて、元子と教授の交流が始まったころの描写とか、泣きそうになります。

ハッピーエンドではないのかもしれませんが、元子にとって最良の形で終えることができたのかな?

ラストの描写もとても素敵だったので、是非皆さま最終巻で読んでみてください。

アキヤマ先生の次回作も楽しみにしたいと思います!

ありがとうございました!

レクタングル大
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