【フィラデルフィア】世界遺産・独立記念館見学ツアー参加ガイド。歴史公園の見どころについても紹介。

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合衆国建国の地でありフィラデルフィアで最も有名な観光地、インデペンデンス国立歴史公園には世界遺産である独立記念館をはじめ有名な史跡が盛りだくさん。

独立記念館内を見学するには別途ツアーに参加する必要があるので、予約方法、ツアー内容について紹介します。その他、歴史公園内の史跡についてもご紹介。

アクセス

フィラデルフィア市庁舎タワーからは徒歩約20分。地下鉄(SEPTA)で行く場合は『5th St & Market St』で下車して徒歩2分ほどです。

フィラデルフィア中心部はレンタサイクルも充実しているので、自転車で行ってみるのもおすすめです♪

インディペンデンス国立歴史公園

”合衆国誕生の地(Birthplace of the Nations)”として、独立記念館(independence Hall)やリバティ・ベル・センター(Liberty Bell Center)、カーペンターズホール(Carpenter’s Hall)、フランクリンコート(Franklin Court)など重要な史跡がまとまっており、まとめてナショナルパークに指定されています。

アメリカ人にとってはまさに聖地的な存在である歴史公園。いつも観光客で賑わっています。

独立記念館見学ツアー

もともとはフィラデルフィア州議事堂として使用されていた建物ですが、1776年にトーマス・ジェファーソン起草による独立宣言が採択されたことから、独立記念館と呼ばれています。1787年にはここで合衆国憲法が制定されています。歴史的に非常な重要な建物ということがわかります!

実は1790年から1800年まではフィラデルフィアがアメリカ合衆国の首都でした!ずっとワシントンDCかと思っていたらそうでなかったんですね。その間、アメリカ合衆国議会議事堂としての役割も果たしていたそうです。

赤煉瓦造りの美しい2階建ての建物。記念館前の銅像は初代大統領のジョージ・ワシントンです。

内部を見学するのは別途ガイドツアーに参加する必要があります。独立宣言が採択された部屋など非常に重要な展示があるので是非とも参加してみてください。

以下、参加方法と内容について紹介します。

ツアー予約について

ツアーは毎日9:00~17:00まで約20分おき(冬季は16:30まで)に開催されています。料金は無料です。

当日券は公園内のビジターセンター(観光案内所)で8時半から配布されますが、大人気のツアーなので事前予約した方が良いです。管理人訪問時、平日の昼に行ったとき当日券は既に無くなっていました。

事前予約は公式HPからオンラインで事前予約できます。左側の『Find Tour』から訪問日や予約人数を入力してください。その後、ツアー開始時間を選択できます。オンラインで予約する場合、別途手数料が1.5ドル必要になるのでクレジットカード決済を行なってください。

予約票を印刷した紙を当日忘れずに持参して下さい。

ツアー参加前の注意点①…予約票はチケットとの交換が必要

ここで2点ほど注意点が。まず1点目、オンラインで事前予約するともらえる予約票がそのまま入場チケットになるわけではありません。ツアー開始の45分前までに歴史公園内のビジターセンターの中にある受付に行って、バーコード付のチケットと交換してもらう必要があります。

この事実を知らずに予約票だけ持って、独立記念館入場列に並んでいた管理人。『そのままじゃ駄目だよ。受付でバーコード付のチケットに交換してもらって!』とスタッフの人に指摘され慌ててビジターセンターまで走ることに(汗)。45分を軽く過ぎていましたが…なんとかそこでチケットに交換してもらえました。公式HPにはきちんとその旨注意書きがされていますね。しっかり読んでいなかった管理人のミスです(ーー;)。

ビジターセンターは独立記念館の前の通りを渡りリバティベルセンターの更に奥にあります。5分ほどで行けます。

 

↑こちらがその受付。当日券もこちらで配布しているそうです。

チケットに交換されなかった分の予約は当日券として再配布されてしまうようなので、皆さんお気をつけください!

ツアー参加前の注意点②…早めの到着を!

ツアーの集合場所は敷地内のイーストウイング(East wing)前になります。独立記念館の敷地内に入るのは、セキュリティチェックを受ける必要があります。空港並みに厳重なやつです。ということでゲート入り口にはかなりの行列が…。

現地にツアー開始の40分前には到着した管理人だったのですが、あまりの行列にツアー開始時間を過ぎても入場できないという事態に!結局入場できたのは、ツアー予約時間を10分も経過した頃…時間を過ぎてしまいツアーに参加できないのではと焦りましたが、スタッフの方のご好意でなんとか次の回に混ぜてもらうことができました。

↓こちらが敷地内のツアー集合場所。

と、いうことで皆さん入場前にかなり並ぶ必要があることを考慮して早めに現地へ向かってください!ものすごい人気のツアーゆえの事態なんだと思いますが、この時は本当に焦りました。

約30分のガイドツアー

最初に参加者は大きの部屋に集められ、英語ガイドさんから独立記念館についての簡単な説明を聞きます。1回あたり50人程度の定員のようでした。

この独立記念館、歴史的に非常に重要な建物であり、世界遺産にも指定(文化遺産)されているんですが、アメリカの方はあまり世界遺産認定には興味ないようで…それより国定のナショナルパークであるってことが重要視されているみたいでした。

↑最初に連れていかれた部屋。裁判所の役割を担っていた部屋のようです。原題の裁判所と比べてもあまり違和感は無い気がしました。

↓そして次に向かった部屋が、ツアーのハイライトである独立宣言が採択され、アメリカ植民地13州の代表が独立宣言に署名した広間です(署名の間)

緑で統一された室内。デスクは紙や本などが置かれ当時の様子が再現されています。ガイドさんがパネル等を用いていろいろ説明してくれます。英語力が無いとすべて理解するのは難しいですが、中に入るだけで当時の状況を想像し楽しめるのでやはりツアー参加がおすすめですね。

見ることができるのは1階部分のみです。廊下や階段部分はブルーが使われていました。

ツアーを終えて、敷地内部から独立記念館を臨む。曇っていた空はいつの間にか青空になっていました。

 

ツアーチケットがなくてもセキュリティチェックの列に並べば独立記念館の敷地内には入れるみたいなので、万が一ツアーチケットが余っていなくても敷地内に入ってみてはどうでしょうか?ツアーでは回らない国会議事堂部分についてはチケットが無くても別途見学できます。ギフトショップもあります。

中は公園のような雰囲気になっています。

リバティ・ベル・センター

独立記念館の通りを挟んだ目の前にある建物です。この中に”自由の鐘(Liberty Bell)”と呼ばれる巨大な鐘があります。

独立宣言が採択された際に鳴らされたことから、アメリカ独立の象徴とされる鐘です。しかし写真から見てもわかるように大きな亀裂が入っており、もう当時の音を聞くことはできません…。

リバティ・ベル・センターの入場は無料ですが、独立記念館に続きまたもやすごい行列…ここもセキュリティチェックがあるのが原因のようです。学生の社会科見学なんかと被るともう行列がすごいこと…(笑)

リバティ・ベル・センターは一部ガラス張りになっているので、最悪中に入らなくても外からベル自体を見ることもできます。独立記念館を背景にベルと一緒に写真を撮るのが定番のようですね。

ビジターセンター(観光案内所)

こちらも無料で入れるので是非入ってみてください。

中にはギフトショップや、フィラデルフィアの歴史を説明するパネルの展示があり見どころがありました。

このビジターセンターの下から貴族の邸宅の遺跡が発掘されたらしく、発掘現場がガラス張りで見学できるようになっています。

↓発掘現場から発見された当時の生活用品などの展示も。

↓ビジターセンター内にあったフィラデルフィアでお馴染みのロッキーの等身大オブジェ。ちなみに、トレーニング中のロッキーが駆け上がったは階段はフィラデルフィア美術館にありますよ~。

国立憲法センター

時間の関係で管理人は見学できませんでしたが、歴史公園敷地内には国立憲法センター(National Constitution Center)もあります。

名前の通り、合衆国憲法をテーマにした博物館で、小中学生の社会科見学にぴったりなんだとか。

デクラレーションハウス:独立宣言書が書かれた家

歴史公園の敷地外にあり、徒歩10分ほど離れていますが、トーマス・ジェファーソンが独立宣言草案を作成した家も重要史跡(Declararion House)として現在でも残されています。

 

残念ながら中は見学できませんでしたが、周囲のパネルで窺い知ることができます。

トーマス・ジェファーソンは後に第3代大統領になる人物。彼は33歳の若さで独立宣言の起草委員に選ばれ、たった2週間で書き上げたというから驚きです。相当な名文家だったそうです。

おわりに

インデペンデンス国立歴史公園は見どころも多く、待ち時間も考慮すると滞在時間は半日程度予定されたほうが良いかもしれません。

インデペンデンス国立歴史公園を散策した後は、徒歩15分ほどで行けるオールドシティ地区を散策されてみてはどうでしょうか?赤煉瓦の歴史的な街並みが美しく見どころが多い散策ルートです。

↓こちらの記事で紹介しているので併せてご覧ください♪
【フィラデルフィア】オールドシティ地区を散策。合衆国建国の地を歩こう。

レクタングル大
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