フィラデルフィアには建国時の重要な史跡がたくさん。アメリカの人々にとってとても重要な街なんです。NYからアムトラックで約1時間とアクセスも抜群。日本からはあまり知名度が無いフィラディルフィアの観光スポットですが、エリア別に見どころをまとめてみました。滞在期間別モデルプランについてもご紹介します♪
そして意外にも地下鉄やバスが充実しているフィラデルフィア、公共交通機関の利用がおすすめです。フィラデルフィアの治安にも言及しました。
Contents
市庁舎タワーエリア
ダウンタウンの中心部です。ここを起点に観光プランを練ると良いでしょう。
市庁舎タワー(City Hall Tower)
フィラデルフィアのシンボル的存在である白い石造りの建物。展望台もあり、周辺には見所も多いので足を運んでみてください。
↓市庁舎タワーの詳しい見どころについてはこちらの記事をどうぞ♪
レディングターミナルマーケット(Reading Terminal Market)
地元の人々と観光客でいつも賑わう内部は飲食店が多数出店しており、フードコートのような雰囲気。短時間かつ安価に地元の名物が楽しめます。市庁舎タワーから徒歩10分とアクセスが良いのも魅力です。
フィラデルフィア名物のチーズステーキのお店がおすすめです。
↓おすすめのお店を下の記事で紹介しています♪
インデペンデンス国立歴史公園エリア
合衆国誕生の地であるインデペンデンス国立歴史公園(Independence National Historical Park)はフィラデルフィアで一番の観光地です。アメリカ人にとってそこはまさに聖地、いつも多くの観光客で賑わいます。
見どころは多いので観光には半日みても良いでしょう。市庁舎タワーからは徒歩20分ほどで到着できます。
独立記念館(Independence Hall)
世界文化遺産でもある独立記念館。内部の見学には別途ツアーに参加するチケットが必要になるので事前予約がおすすめです。
↓独立記念館はもちろん歴史公園の見どころについてはこちらの記事で熱く紹介しています♪
オールドシティ地区(旧市街)
歴史公園の観光の後に行くのがおすすめ。アメリカ最古の住宅街や100ドル紙幣に描かれているベンジャミンフランクリンの墓などがあります。アメリカ建国当時の雰囲気がそのまま残っており歩くだけでも楽しめます。
↓見どころについてはこちらの記事で熱く紹介しています♪
美術館・博物館エリア
ダウンタウン中心部から北東に位置するパークウェイ・ミュージアム地区は世界的な美術館や博物館が多く立ち並ぶエリアです。
↓通り沿いには世界各国の国旗が並んでいるのでした。
通りには周辺の博物館・美術館の案内板が点在。徒歩での移動時間などが記載されており散策に便利でした。
バーンズ美術館は市庁舎タワーから徒歩20分ほどで行けますが、一番奥のフィラデルフィア美術館は約30分以上かかるのでバスの利用が便利だと思います。
バーンズ美術館(Barnes Foundation)
かつて非常に厳しい入場制限があったことから幻のコレクションと呼ばれていたバーンズ美術館。後期印象派の収蔵品数とこだわりぬかれた展示方法は他に類をみない美術館であると思います。
これを見る為だけにフィラデルフィアを行く…という方がいるのも納得なバーンズ美術館。
↓事前予約がおすすめ。見どころについてはこちらの記事で熱く紹介しています♪
フィラデルフィア美術館:ロッキーロケ地
アメリカでも有数の規模を誇るフィラデルフィア美術館。見どころはセザンヌの『大水浴』やゴッホの『ひまわり』、ピカソの『闘牛』など。傑作を多数収蔵しています。ただし毎週月曜日は休館日なので注意してください!
そしてこのフィラデルフィア美術館は映画『ロッキー』のロケ地としても超有名。正面の大階段をトレーニング中のロッキーが駆け上がったわけですね。
ロッキーを意識してか、走って階段を駆け上がる人多数(笑)。ロッキーが見た景色を見ることでロッキーを疑似体験できます。
そして忘れずに行ってほしいのが、階段下にあるロッキーの銅像。少し奥まったところにありますが、いつも人だかりができているのですぐ発見できるでしょう。ロッキーポーズで記念撮影をどうぞ。
その他の博物館・美術館
この他にもパークウェイ・ミュージアム地区にはロダン美術館やフランクリン科学博物館など素晴らしいミュージアムが多数あります。
ロダン美術館はロダンの彫刻コレクションがなんとフランス国外では最大!『考える人』や『カレーの市民』などの有名作品が収蔵されています。
フランクリン科学博物館では科学者でもあるベンジャミンフランクリンの偉業に触れることができます。体験的な展示が多いのでお子様も楽しめ、ファミリーにおすすめです。
フィラデルフィアの治安について
アメリカでは5番目に大きいと言われるフィラデルフィアの街。NYほどではありませんがそれなりに治安には注意が必要です。地下鉄駅の構内などはNY以上にホームレスの方が多いように感じ驚きました。
市庁舎周辺の中心部であれば夜間でも人の往来はありますが、パークウェイ・ミュージアム地区など日が暮れると一気に人通りが少なくなるので注意です。特にミュージアム地区内のローガン・スクエア周辺は昼間でも治安があまり良くないように感じました。
フィラデルフィアの街自体、昼間出歩くのに不安を感じることは少ないと思いますが、それでも危険な場所(薄暗い路地やゴミがたくさん落ちている通りなど)がない訳ではありません。危機管理を徹底して安全に観光を楽しみましょう!
余談ですが…個人的にフィラデルフィアで一番怖かった思い出は、地下鉄の駅に入ろうとしたら、入口ドア前にホームレスらしき大きめの男性が両脇に2人立っており、ドアを開ける代わりにチップを要求?されたことです。結局チップを渡さなくても普通に通過できたのですが、何かされるんじゃ!?と恐れおののいてしましました。頼むからビビりな日本人に真昼間から公共施設でやるのはやめてくれ~と言いたくなった出来事です(TーT)。
公共交通機関&レンタサイクルについて
地下鉄&バス:セプタ(SEPTA)
フィラデルフィアは地下鉄とバスが整備されているので車が無い観光客でもあまり困ることはありません♪地下鉄・バスは総称してセプタ(SEPTA)といい、フィラディルフィア国際空港にも地下鉄で乗り入れ可能。
↓こちらの記事後半でSEPTA乗車券の購入方法について説明しています。
観光トロリー:フラッシュ(PHLASH)
フィラデルフィアの主要な観光スポットを回るトロリーバスです(レトロな外観)。ただし運行は5~12月のハイシーズンのみ(5~9月は毎日、それ以外は休日のみ運行)なので注意です。観光スポットを効率的に回れるのでおすすめですよ~。
レンタサイクル
中心部であれば自転車で十分移動可能です。レディングターミナルマーケット前の広場にレンタサイクルがありました。天気の良い日のはおすすめですよ~。
モデルプラン
ほとんどの方がNYと併せての観光になるので長期滞在される方は少ないのではないでしょうか。1日でも十分楽しむことができると思いますが、見どころが多い街なので1泊2日がおすすめです。
1日のみ
市庁舎タワー → インデペンデンス国立歴史公園 → バーンズ美術館orフィラディルフィア美術館
かなり駆け足の観光になるかと思いますが、時間的には可能です。後は時間配分で史跡と美術館のどちらに重きを置くかでしょうか。個人的にバーンズ美術館には是非とも足を運んでもらいたいです。
1泊2日
1日目:市庁舎タワー → インデペンデンス国立歴史公園 → オールドシティ地区
2日目:バーンズ美術館 → ロダン美術館 → フィラディルフィア美術館
市庁舎タワーを観光した後にはレディングターミナルマーケットで食事をとるのがおすすめです。
フィラデルフィア美術館は水・金曜日のみ夜遅くまで開館しているのでその日を狙っていくのも良いでしょう。
まとめ
日本からは観光地として知名度があまりないフィラディルフィアですが、美術館のレベルの高さや歴史的価値を考慮すると素晴らしい観光地の1つです。NYやワシントンDC観光と併せて是非とも足を運んでみてください!