【映画】スラムドッグミリオネア 英語セリフの紹介と感想

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「スラムドッグミリオネア」は2008年に公開され、アカデミー賞8部門受賞した名作です。インドのスラム街育ちの主人公がどうしてクイズミリオネアで大金を勝ち取ることができたのか、彼の人生を回顧しながらストーリーは進んでいきます。今回、劇中での印象的な英語セリフについてご紹介します。

100ドル札に描かれた人物は誰?

クイズミリオネアで『100ドル札に描かれた人物は誰?』という問題が出題された際、司会者から言われた皮肉。それに対してジャマールが気の利いたジョークで返します。

司会者:Get a lot of the hundred dollar bills on your line of work?
J:The minimum tip for my services.

司会者:君の業界ではたくさんの100ドル札を手にするかい?
J:僕のチップの最低額だね。

ジャマールの言葉に会場はどっと沸きます。こういう返しをとっさにできるようになりたいですね。

line of workは業界・業種という意味です。”What line of work are you in?”で「何の仕事をしていますか?」となります。ただ、職業を聞くのであれば、”What do you do?”の方が一般的だとは思います。

これがあなた達の見たかったインドの現実だよ!

ジャマールは少年の頃、観光客相手にインドの観光ガイドをする仕事をしていた時期がありました。

ある時、アメリカ人観光客の夫婦にインドの広大な洗濯広場を案内します。夫婦が車を残し、ジャマールと洗濯広場を観光している隙に、ジャマールの仲間の少年達が車を分解し、タイヤ等主要な部品を盗んでいきます。その様子はまさにF1のピットインです。(笑)

車に戻ってきた夫婦は車を見てその様子に驚きますが、車の所有者である運転手が激怒し、まだ幼いジャマールをぼこぼこに殴ります。インドの混沌とした現実を皮肉ってジャマールが叫びます。

J:You wanted to see a bit of real India? Here it is!

J:あなた達は本当のインドが観たいと言ってたよね?これがインドの現実だよ!

その言葉に婦人は衝撃を受けながらも力強く言い放つ。

貴婦人:Well, here is a bit of the real America, son.

婦人:わかったわ。本当のアメリカを見せるわ。

主人にお金を渡すように目配せし、主人は財布から100ドル紙幣を取り出すのでした。

遂にラティカを助け出したジャマール。二人のやり取り。

子どもたちを使ってビジネスをしている悪党、ママン達からラティカを救出したジャマール。ロマンチックな雰囲気の2人のやり取りです。

L:You came back for me?
J:Of course.
L:I thought you’d forgotten.
J:I’d never forgot. Not for one moment. I knew I’d find you in the end. It’s our destiny.

L:私のために戻ってきたの?
J:当り前さ。
L:もう忘れちゃったと思ってたわ。
J:忘れたことなんてないよ。ほんの一瞬も。いつか必ず君を見つけ出すと思ってたよ。運命さ。

色々と’dが使われていますね。I thought you’d forgotten.は過去完了形が使われています。一方、I knew I’d find you in the end.はwouldが使われています。

この会話の後、再びジャマールとラティカは引き離されます。最終的に2人は結ばれるのか、作品で確認してください。

最後に

スラムドッグミリオネアはインドを舞台にした映画でインド映画と思いがちですが実はイギリス映画。セリフは全編英語ですよ~。

でもかなりインドなまりが強いので聞き取るのはなかなか大変でした(笑) これからインドに行って英語でコミュニケーションを図ろうと考えている人におすすめかも。

アカデミー賞を総なめした作品だけあって、映画自体文句なしに面白いです。

レクタングル大
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