ボストン美術館の行き方と見どころを紹介。東洋美術も充実。モネのラジャポネーゼは必見!

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ボストン訪問の際は必ず訪れてほしいボストン美術館!メトロポリタン美術館、シカゴ美術館と並んでアメリカ三大美術館のひとつに数えられます。

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東洋美術からエジプト美術、ギリシャローマ美術、ヨーロッパ・アメリカ美術、現代美術など120以上のギャラリーがあります。20世紀初頭、岡倉天心がボストン美術館東洋部門の初代部長となったことでも有名で、日本美術の収蔵でも高い評価を受けており日本との関わりも深いボストン美術館なのです。

そんなボストン美術館の多すぎる見どころをご紹介します。

行き方

地下鉄グリーンライン(E)『Museun of Fine Arts』駅下車して徒歩1分のところにあります。裏は大きな公園になっており、暗くなると人通りも一気に少なくなるので注意です。

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〔アクセス〕

Museum of Fine Arts
毎日10:00~16:45(水曜・金曜~21:45)
入場料:25ドル ※10日以内なら再入場可能

館内まわり方のポイント

玄関ホールで入場券を購入し館内案内図をもらいます。有料ですが、オーディオガイドの貸出しもありました。クロークもあるので荷物を預けることもできます。

とにかく広い美術館なのでお目当ての作品がありそうな部屋に目星をつけて向かいましょう!

どうしても観たい作品がある場合は、カスタマーサービスの方に部屋番号を聞いてみるといいかもしれません。かけ足で回ったとしても滞在時間3~4時間はほしいところです。

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↑中へ入ると、目の前には大きな石造りの階段が。豪華な造りに気持ちが高まります。

見どころ

モネ 『ラ・ジャポネーズ』

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↑ヨーロッパ絵画の部屋で。さっそく管理人本日のお目当て、モネの『ラ・ジャポネーズ』に出会うことができました。

浮世絵をはじめ日本美術を愛したといわれるモネ。この絵は奥さんに日本から取り寄せた着物を着せた姿を描いたもの。着物の柄の立体感まで素晴らしく表現されていました。

管理人が海外の美術館を訪問するとお目当ての作品が他国の美術館に貸し出し中でない!なんてことが良くあるのですが、今回は観ることができて本当に良かったです。

ボストン美術館の中でも有名な作品で、過去にこの作品の前で赤い着物を着て記念撮影するなんてイベントが催されたこともあるそうです。

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↑同じ部屋にはモネ作品でおなじみ『水連』も。

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↑この部屋はモネの作品を中心に展示されていました。

ゴッホ 『郵便配達人ジョセフ・ルーラン』

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ゴッホの『郵便配達人ジョゼフ・ルーラン』。隣には同じくゴッホ『ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女』

実はこの2人。ご夫婦なんだそう。ちゃんと並んで展示されていました。ゴッホはこの郵便配達人ジョセフさんの絵を他に5枚描いており、それぞれ名だたる美術館に散らばっています。ゴッホの有名な絵を日本で観ようとすると混雑必死ですが、ここでは間近でゆっくり鑑賞することができます。海外まで来た価値があるというもの。



ゴーギャン 『われわれはどこから来たのか』

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ゴーギャン晩年の大作。『われわれはどこから来たのか われわれは何者で われわれはどこへ行くのか』。ボストン美術館にあったとは知りませんでした。

ドガ 『踊り子』

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↑有名なドガの『踊り子』の彫像も。ドガはバレリーナ、踊り子をモチーフにした作品をいくつも残しています。

管理人、どうしても印象派の作品が好きでそこに時間をかけてしまいますが、印象派の他にも様々なジャンルの作品がボストン美術館にはあります。

アメリカ美術

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↑アメリカの美術館らしくアメリカ美術の部屋も。建国当時のアメリカに移住した人々の生活が垣間見えます。

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↑若き日のワシントンの姿を描いた絵画もありました。

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↑歩き疲れたら、館内のカフェでゆっくり休憩もできます。

日本美術

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↑お待ちかね、日本美術のコーナーへ。日本の鎧や刀の展示が。

そして写真こそ撮るのを忘れてしまいましたが、仏教美術展示室にはお寺のような造りに3つの如来像が。ここがアメリカだということを忘れてしまいそう。

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↑現代アート的な仏像の展示も。

ボストン美術館の日本美術と言えば歌麿、北斎、広重などの浮世絵の展示が有名ですが、なぜかこの日は展示が無く…。

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↑日本の美人画の展示室も準備中で観ることができませんでした。

ボストン美術館のHPからは浮世絵の所蔵がたくさん確認できるのですが…実際に展示されるのは時期によるのですかね。浮世絵の展示に縁がなかったのは非常に残念でしたが、他に素晴らしい作品を満喫できたので良かったです。

なお、ボストン美術館の一角には『天心園』と呼ばれる無料で見学できる本格的な日本庭園があります。4~10月のみの開放なので、今回管理人は見学できませんでした。『天心園』の名前の由来は20世紀初旬、日本人として初めてボストン美術館の東洋部門の初代部長となった『岡倉天心』から。彼の就任によりボストン美術館の東洋美術の質は格段に上がり、彼の功績を評して造られたものなんだそうです。

浮世絵鑑賞と天心園の見学は、いつか必ずと再訪を近い、美術館を後にしました。

周辺のおすすめ:メキシカンタコスとフェンエイパーク

ボストン美術館から歩いて約15分。ボストン美術館裏の公園を抜けた住宅街の中にあるメキシカンタコスが美味しくおすすめです。

詳細はこちら:【ボストン】定番から地元民が通う名店まで。おすすめレストラン4選。をご覧ください。

食後は、散歩もかねて近くにあるボストンレッドソックスの本拠地『フェンエイパーク(Fenway Park)』まで歩いてみました。ボストン美術館とフェンエイパークが意外と近くにあるのに驚きました。

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↑行った時期はシーズンオフだったので周辺はこんな感じでしたが、スタジアムの外観だけでも見れて良かったです。

熱狂的な地元ファンがいることで知られるボストンレッドソックス。シーズン中試合のある日はさぞやこの辺りは賑わうのでしょうね~。周辺にはレストランやパブが多くありました。

さいごに

いかがでしたでしょうか。さすが所蔵作品の質の高いボストン美術館です。ゆっくり鑑賞しようとするととても半日では周りきれません。

そしてせっかくボストン美術館まで行くのなら、フェンエイパークなど近くを散策するのも良いのではないでしょうか。管理人は時間の都合で暗くなってしまいましたが、明るいうちに散策されることをオススメします。(ボストンは車社会ですので夕方以降は一気に人通りが少なくなります。)

レクタングル大
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