ルイジアナ州、ニューオリンズ観光に来たら絶対乗りたい蒸気船ナッチェス号に乗ってミシシッピ川クルーズを楽しみましょう!なんとジャズの生演奏付き。
川から眺めるニューオーリンズの街並みや船上での本場のジャズ演奏は旅の最高の思い出になるはずです。乗船場所や予約方法、クルーズの様子をご紹介します。
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ミシシッピ川をクルーズ!蒸気船ナッチェス号
ナッチェス号(Steamboat Natchez)は数あるミシシッピ川クルーズのなかで一番人気のある蒸気船です。クルーズ自体は約2時間。
夜の部の船上ではグラミー賞にノミネートされたこともある、Dukes of Dixielandというジャズバンドが演奏してくれます(日によって変わる場合もあるので注意)。
乗船場所(行き方)
乗船場所はフレンチクォーターの中心部でいつも観光客で賑わっています。乗船場のあるミシシッピ川沿いに遊歩道が続いており、散歩するととても気持ちがよいです。乗船場周辺には、大道芸人がいたりして観光客を楽しませてくれます。
〔地図〕
チケットの買い方&スケジュール
クルーズは昼の部と夜の部があり、それぞれ食事(ランチとディナー)付きのチケットがあります。詳しいスケジュールは以下のとおり(日によって変更の可能性がもあるので注意)。値段は夜のほうがお高めです。
●昼の部:①11:00乗船開始、11:30~13:30 ②14:00乗船開始、14:30~16:30
●夜の部:18:00乗船開始、17:00~19:00
チケットは乗船場所の隣にあるチケット売り場の窓口で直接購入可能ですが、食事付きのチケットは早めに売り切れてしまうので、事前予約していったほうが安心です!
おすすめは事前にVELTRAで予約していく方法です。日本語で手続きできますし、料金も船着き場のチケット売り場で購入するのと同じ金額でした。さらにポイントも付与されるのでお得です。
↓乗船場所にあるチケット売り場。
昼と夜のどっちに乗る?
乗船料は昼の方が安いですが、個人的には夜景も楽しめる夜の方がおすすめです。ミシシッピ川は普段茶色で濁っており、決して清流という感じではないので昼間よりも夜の方が素敵かな?…というのも理由です。
ただアメリカ南部らしい長閑な景色を楽しみたい場合は昼の方が良いかもしれません。
↓夜の部の甲板からダウンタウンのビル群を臨む。
食事は付ける?
船上で食事をとれるというのはすごくゴージャスでロマンチックですよね。実際、食事付きチケットは大人気で当日だとほぼ売り切れしているような感じです。食事のメニューはニューオリンズ伝統の南部料理で評判は高いようでした。
ただ個人的には、食事なしでも全然良かったかなと。食事付きにするとどうしても船内で過ごす時間が長くなり、外の景色をガラス越しで見ることになります。ジャズの生演奏は甲板でもやっているので、食事付きでなくても本場のジャズを十分楽しむことができます。
ちなみに船内にはバー(Bar)があり、食事付きでない乗船客も自由にビールやカクテルを購入して飲むことができます。
見どころ①:早めに乗船してジャズの生演奏を間近で聴こう!
管理人は夜の部に乗船したため、乗船開始は18時、出航が19時というスケジュールです。最悪、出航までに乗船すれば乗り遅れることはありませんが、席取りのためにも乗船開始直後に行くことをおすすめします。
甲板でのジャズ生演奏を間近で聴ける席は限られており、早いもん勝ち。良い席はすぐに埋まってしまいます(近くの席はだいたい30席ほどでした)。
↑ジャズバンドDukes of Dixielandの演奏。ボーカルの方はくるくる変わります。皆さんそれぞれに個性があって素敵。やはり本場のジャズは迫力満点!曲が終わるごとにお客さんから拍手が起こります。
航行中に数回休憩がありますが、一旦演奏が始まると休憩の時間までほとんどの方は移動しないので、絶対にジャズを間近で聴きたい!という方は早めに行って席を確保しましょう。
休憩中にCDも販売されていました。購入するとサインをしてくれます。
見どころ②:景色はミシシッピ川北側がおすすめ!
航行中、自由に席は移動できますが、最初は川の北側(フレンチクォーター側)に座ったほうが景色も見ごたえがありおすすめです。途中から、工場エリアに入っていくのですが、暗闇で光輝く製糖工場や精油プラントはとても綺麗でした。
↓出航直後に見えるセントルイス大聖堂。途中、ナッチェス号より小型の蒸気船とすれ違いました。すれ違うときは汽笛の音を鳴らし合うのがルールなんでしょうか。
製糖工場周辺はあま~い香り
なにか甘い香がするな~と不思議に思うと、正体は沿岸の製糖工場でした。北側にあるのでお見逃しなく!
夜の工場夜景が神秘的
だんたんと辺りが真っ暗になってくるのに伴い、沿岸の工場夜景を楽しむことができます。
巨大なタンカーや工場が放つ輝きが美しいですね。古くからミシシッピ川の水運を利用して、発展してきたというニューオリンズの工業ですが、その雰囲気を存分に感じることができます。
ダウンタウンにはRiver Walkというアウトレットモールもあります。
見どころ③:船の心臓部、エンジン室を見学!
外の景色やジャズの生演奏を十分堪能したら、是非エンジン室も見学してみてください(自由に見学可能)。エンジン室は船の一番下でキッチンの隣にあります。
室内は機械が発生する熱で熱いくらいです。ゴウンゴウンと響くエンジンの音もすごい。機械に触れたりすると危ないので気をつけてください。特にお子連れの方は十分に注意を!
意外にもラフな格好の乗務員さんが2人、エンジンを動かしていました。エンジンは1925年製という歴史あるもの。現在でも現役なのがすごいですね。
さいごに
大満足のミシシッピ川クルーズでした。ニューオリンズ観光の特別な思い出になると思うので是非乗船してみてください♪