ラスベガスから車で40分、超巨大フーバーダムへ行こう!

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ラスベガスからわずか車を40分走らせたところにあるアメリカ屈指の巨大ダム、フーバーダム(Hoover Dam)。ラスベガス郊外の観光地と言えば定番の1つです。目的地のフーバーダムも素晴らしいことながら、道中もなかなか楽しいドライブルルートになっているので併せてご紹介します。半日あれば回れるので時間が無い方にもオススメです。

〔アクセス〕

フーバーダムとは?

アリゾナ州とネバタ州の州境に位置する重量型アーチダム。高さ221m、長さが379mもあり、貯水量は400億トンもあります。日本全国のダムの合計250基の貯水量を合わせても280億トン程度といいますから、その桁違いのスケールの大きさに驚きます。

驚くべきはその規模だけでなく、この施設が1931年に竣工し、1936年に完成しているということ。世界恐慌直後の経済停滞の時代にこれだけのダムを完成させるとは流石アメリカ…。最も、このダムがニューディール政策の一環の公共事業で作られたことは有名で、世界史の授業で覚えのある方もいるのではないでしょうか?フーバーという名前は、竣工当時の大統領の名前から付けられらたものです。

フーバーダムとラスベガスの関わりは深く、工事中多くのダム作業員がラスベガスへ出かけ遊んだことが今のラスベガスの発展に繋がっているようです。現在、フーバーダムの電力は、ラスベガスはもちろんカリフォルニアやアリゾナにも送電されアメリカ西海岸の電力供給を支えているのです。

ダム大国日本に住む日本人にとっては、ダムはそれほど珍しいものではないかもしれませんが、アメリカ人にとってフーバーダムは超重要な施設。アメリカ合衆国国定指定歴史建造物に指定されているんです。その巨大さを実感するだけでも価値があると思うので、是非とも訪問してみてください。

ミード湖も臨めるドライブコース

ラスベガスのストリップのホテル地区を抜け、バイパスを走ります。30分ほど走ると、奥にミード湖が広がってきます。曇っているのが残念です。

ミード湖は超巨大ですが、実は人口湖というのが驚きです。海の無いこの地域では、夏になると皆ミード湖のビーチで楽しむんだとか。

 

ミード湖を通り過ぎると、くねくねした山道を登っていきます。ごつごつとした岩山の景色が新鮮でした。途中、車両検問のような場所もありましたが、止められることなく通過できました。

メモリアルブリッジでダムを一望

 

ダムもいよいよというところで、前を走る車が次々と右折し何かの駐車場に入っていくので釣られて駐車。ダムを一望できるというメモリアルブリッジへの駐車場でした。写真奥の丘を越えた先にブリッジがあります。階段とスロープがありますが、これがけっこうきつい(笑)。

 

ブリッジの入口。

入口付近で『Welcome to Nevada』の看板も発見。ここで記念撮影している人もいました。

このブリッジは2010年完成とのこと。意外に新しいんですね!そしてなんと日本の大林組の建設とのこと。こんなところに日本の技術が生きているとは感動です。

 

ブリッジからはダムを真上から眺めることができます。かな~り高いので高所恐怖症の方は注意ですが、わざわざ立ち寄って損はないポイントだと思います!偶然発見できてよかったです。

いざダムの上へ。反り立つ壁!!

再び車に乗り、ダムの入口を目指します。

先ほどのメモリアルブリッジの近くを通ります。

ダムの上部分は車道が通っており、渡った先に青空駐車場があります。手前にも屋内駐車場がありましたが、混雑していそうだったので渡った先の駐車することにしました。ダムの上を車で走ると言うのも新鮮でした。

 

車を降りて、歩いてダムの上部へ。下を覗くと反り立つ壁が!ここも高所恐怖症の方にはきついと思います(笑)。

先ほど渡ったメモリアルブリッジもきれいに全景が見えます。

反り立つ壁の反対側にはミード湖が。

 

ここでダムの端と端の棟に2つ時計があるのに気づきます。よく見ると左が『NEVADA TIME』で右が『ARIZONA TIME』。同じダム内なのに、1時間ずれているんですね!

隣り合っているネバタ州とアリゾナ州ですが、実は1時間の時差があり、州境をまたぐと1時間の時間のズレが存在しています。州境にあるフーバーダムならではの状況ですね♪

関連モニュメントを見よう!内部見学ツアーも充実。

 

ダムの入口付近には、モニュメントが。ダム建設にかかわった州のエンブレムもありました。このダム建設には多くの州が関わっていたことがわかります。

 

 

エレベーターでダムの下に降りて発電設備等を見学できる見学ツアーもあります。ツアーは毎日9:00~17:00まで。フーバーダム建設の歴史も勉強できるので興味がある方はぜひ参加してみてはどうでしょうか。

 

建設時の作業員の様子を表した彫像も。建設作業にあたり、100名以上が熱中症で亡くなったそうです。過酷な作業環境であったことがわかります。

↑駐車場付近でアリゾナ看板も発見。

おわりに

管理人は夏期の訪問では無かったため、快適に外を歩いて観光できましたが、夏この辺りは40度を普通に超えます。夏に訪問を予定されている方は、熱中症対策は万全にして行ってください。アメリカならではの自然とダイナミックな景色の調和が楽しめるフーバーダム。ラスベガスのド派手な景観に疲れた方は是非訪問されることをおすすめします。

↓フーバーダムは映画『トランスフォーマー』のロケ地にもなっています♪

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