まさに西部!という大自然に出会える場所、モニュメントバレー。ナホバ族の聖地として、絶景が臨める観光地となっています。
古くから西部劇の舞台となり、日本でもCMなどに多く登場しているモニュメントバレー。見どころを紹介します。モニュメントバレーの絶景の中にあるホテル、ビューホテルにも宿泊したので感想も一緒に。
アクセス:ビジターセンター兼ビューホテルへ
モニュメントバレー(Monument Valley)はユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地帯を指しますが、観光にはビジターセンターへ向かいましょう。ビューホテルはこのビジターホテルと隣接している人気の宿泊施設なんです。
ビジターセンターまでは車でラスベガスから約6時間以上、アンテロープキャニオンから約2時間、グランドキャニオンサウスリムからは約3時間程度。
ラスベガス発着でグランドキャニオンなどと併せて観光するツアーが人気です(グランドサークル周遊ツアー)。かなりの長時間移動になりますが、見どころを効率的に観光できるのでおすすめです。ビューホテルの宿泊とセットのツアーもあります。
★”VELTRA“で豊富に扱われていますので、チェックしてみてください。ポイントがたまるのでおススメです。
↓ビジターセンター兼ビューホテル
自家用車及びジープツアーでの観光方法
ビジターセンターへ行くには、ビジターセンターへと続く道路でエントランス料金を払う必要があります。自家用車の場合、1台20ドル(4人以上だと1人増えるごとに6ドル追加)。
そして、エントランスで料金を払った後の観光方法ですが、自家用車の場合バレードライブロードのみ走ることができます。
バレードライブ(Valley Drive)は全長27.2kmの道路で徒歩での移動は禁止です。舗装が甘いため、雨の日はドロドロになり、車がよくスタックするそうなので、レンタカーの場合はしっかりした装備の車をおすすめします。
モニュメントバレーの更なる奥地に行きたい場合は、ナホバ族の方がやっているジープツアーに参加してください。奥地のビューポイントを周れるだけでなく、ドライバーのナホバ族の方が歌や笛を披露してくれます。ジープツアーは約1時間程度、ビジターセンターで予約することができます。
詳しいツアーや料金についてはビジターセンター公式HP(英語サイト)から確認してみてください♪ジープツアーだけでなく、トレッキングや乗馬ツアーなどもあります。
ビジターセンターからの眺め
ビジターセンターはモニュメントバレーを見渡せる絶好のポイントに位置しており、美しい絶景が望めます。ツアーに参加するだけでなく、ビジターセンターの展望台からの眺めも楽しみましょう。
↓同じポイントからでも時刻によって印象を変えるモニュメントバレーの姿
素敵なギフトショップも
展望台と隣接しているギフトショップ。ナホバ族の手作りのギフトもたくさんありました。しかし、後ろにモニュメントバレーを臨む、素晴らしい立地のギフトショップなんですね~
↑ナホバ族の工芸品のカチーナ人形。個性的ですね~。
ジープドライブツアーの見どころ
ナホバ族の方が運転するジープに乗り込んでツアー開始。コースは未舗装で道はガタガタ!かなり揺れます(笑)。ビューポイントの地点では車を止めて写真撮影タイムをとってくれます。
ミトンズビュー:手袋の形
ミトンとは親指だけが分かれた手袋の意味。写真はレフトミトン。隣にはライトミトン。ビジターセンターからは、2つ揃った写真が撮れます(大きくて1枚に入りきれない)。
確かに、キッチンミトンに見えますね~!親指の部分だけよく残ったな。なが~い年月をかけて風や雨水の浸食によってこのような形になったそうです。写真だと小さくみえますが、近くで見るとかなり大きいですよ。
メリックビュート:明治安田ヨーグルトのCMで…
ビュートとは台地の侵食が進み、台地面の直径が高さよりも小さくなったものを言います。メリックという由来はその昔ナバホの聖地の銀鉱に入り死刑となったメリック氏から来ています。なぜ死刑にした人の名前を使ったのかは謎…。
そしてこの岩、どこかで見覚えがありませんか?明治安田ヨーグルトの大沢たかおさん出演のCMの背景に使われているんですね!気になった方は調べてみてください♪
どーんとして、モニュメントバレーの中でもかなり存在感がありました。
ジョンフォード・ポイント:野村証券のCMで…
ここはかつて西部劇を多く撮影したジョン・フォード監督が最も好んでフィルムを回した場所として知られています。それがそのまま名前に。まさに西部劇の舞台って感じのポイントですね。
そして、西部劇に馴染みのない現代日本人でも見覚えがあるであろう理由が。玉木宏さん出演の野村証券のCMの背景となった場所です。写真で赤く囲んだ場所がまさに玉木宏さんが立った場所です!
果たして、玉木宏さんがロケでここまで来たのか、合成なのかは別として(笑)。CMを事前に見ておくと感動が増すはずです。
このジョンフォードポイントから見えるのが、『スリーシスターズ』と呼ばれる岩。3つの突き出した岩のタワーが、まるで3人の修道女がベールをかぶっているように見える事からそう呼ばれているんだとか。ふむふむ。想像力膨らみますね。
ザ・キューブ:トリック写真を撮ろう
絶妙なバランスで立っています。写真ではわかりにくいですが、本当に巨大な岩です。影の部分に人1人入りますから。岩の下に立ち岩を支えているようなトリック写真を撮影するのがおススメです。
『バックトゥザフューチャー2』ロケ地
こちらが映画『バックトゥザフューチャー2』のロケ地となった地点ということで、見覚えのある方も多いはず。ファンは大興奮ですね。
トーテムポールポイント:今にも倒れそう
その名のとおり、トーテムポールが連なっているかのように見える岩。昔、どこかのアーティストが岩のてっぺんに車をのっけてPV撮影をしたんだとか…(写真の赤く囲んだ部分)。
この距離だと、岩はとても細く、頂上はとても狭く今にも倒れそうにみえますが、車1台余裕で乗る大きさなんですね。
その他の絶景
ビューポイントだけでなく、ジープツアーで回るすべての景色が非日常世界、自然が作り出した絶景の数々で、とても感動できます。
ビジターセンターからだと小さく見えた岩たちが実はとても巨大だったいうこともわかり、奥地まで入るツアーに参加して良かったと思いました。
古くからナホバ族の聖地であり、現在でも数百名のナホバ族の方が生活しているというモニュメントバレーの敷地内。マナーを守って観光しましょう。
ビューホテル宿泊の感想
ビジターセンターに隣接しており、2008年にオープンしたホテル。モニュメントバレーを見下ろす方向に全室バルコニーが付いているので居ながらにして夕日や朝日の絶景を楽しむことができるのが魅力です。
アクセス抜群&大変おしゃれなホテルなため、年間通して予約は困難(特にハイシーズンの夏季)みたいなので、なるべく早め早めの予約をおすすめします。
↓ナホバ族の工芸品で飾られたフロント。
部屋はきれい!オシャレな室内
2008年オープンと割と新しいホテルということもあり、部屋はきれいで設備に不満はありません。冷蔵庫と電子レンジ、コーヒーメーカーも付いていました。
ナホバ族の伝統工芸品がふんだんに使われている調度品の数々。ベッドカバーが可愛い!
飾られている絵などは、ホテルのギフトショップで購入可能でした(けっこう良い値段します)。
べランダから眺める絶景。
部屋のベランダに出るとビュートが目の前に!日中だけでなく、朝日や夕日、夜の星空など様々な景色を楽しむことができます。
朝日を眺めながら飲むコーヒーを飲みながら過ごす時間は最高でした(たとえちょっと曇っていようとも(笑))。
レストランも併設されているが…
正直満足度は低かったです。価格の割に味が…という感想でした。レストランからの景色はきれいだっただけに残念。
事前にスーパーやフードコートで自分の欲しいものを購入しておき、部屋で暖めて食べる方が良かったかもしれません。
ちなみにこのエリアはナバホ居住区なので基本的には禁酒です。夜に部屋でお酒が飲みたい人は事前に購入しておく必要があります。
ちなみにビューホテルはトリバゴを使って最安値を検索しました。実際に比較してみると、最安と最高で1200円ほど差額がありました。
おわりに
ビジターセンターの利用だけでも十分楽しめるモニュメントバレですが、ホテルに居ながらにしてゆっくり朝日と夕日を楽しめるという点でビューホテルの宿泊は素晴らしかったです。朝日と夕日は、光に照らされて岩が色を変えていく様子が本当に美しいです。
★モニュメントバレーと一緒に回るのがおすすめ。グランドサークルについての記事はこちら♪