死ぬまでに見たい絶景のひとつと言われるグランドキャニオン。夏がベストシーズンと思われがちなグランドキャニオンですが、冬も雪とのコントラストが美しいです。夕日と朝日の絶景スポット、サウスリムのマーサポイントをご紹介。宿泊したヤバパイロッジについても紹介します。
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グランドキャニオンとは?
大統領が認めた絶景
かつてルーズベルト大統領がその景色に感銘を受け、「全アメリカ人が見るべきだ」と言ったことを皮切りに世界中から人気の観光地になりました。多くのアメリカ人にとっても特別な場所の1つです。
1919年に国立公園に指定され、1979年には世界自然遺産にも指定されています。しかし実はアメリカ人、日本人ほど世界遺産に興味がありません。アメリカ人からするとグランドキャニオンは『国立公園』としてのほうが有名みたいです(笑)。
グランドキャニオンの起源
現在のアリゾナ州に位置します。約7000万年前に地殻変動で地面が隆起してコロラド高原が形成されました。それから長い年月をかけ、コロラド川によって浸食されることでできた峡谷でがグランドキャニオンです。エリアは非常に広大でコロラド川の北側をノースリム、南側をサウスリムと呼んでいます。リム(rim)は縁や崖といった意味を持ちます。
エリアはサウスリム・ノースリム・ウエストリムに分かれる
ひとえにグランドキャニオンといっても非常に広大です。ポイントを絞って観光しましょう。
王道はサウスリム。ノースリムは夏のみオープン
王道はサウスリムです。サウスリムのほうがノースリムに比べて展望スポットが開けており、美しい景色が見やすいそうです。ただ、その人気ゆえ観光客が多すぎることがネックです。実際、サウスリムはノースリムの100倍の人が訪れています。
静かに景色を楽しみたいと言う方はノースリムがいいかもしれませんが、ノースリムは5~10月のみ訪問可能です。冬場は雪の影響でアクセスできなくなってしまうためです。冬の訪問の場合は、自動的にサウスリムを選択することになりますね。
近年、観光化されたウエストリムでのスカイウォーク
もう1つのポイント、ウエストリムはグランドキャニオン国立公園の敷地の外にあり、2007年にオープンしたスカイウォークにより脚光を浴び始めた観光スポットになります。このスカイウォークは崖から突き出たガラス張りの床を歩けるというスリリングな体験ができるということで人気のアトラクション。ウエストリムはラスベガスから車で2時間半とアクセスが良いのも魅力の1つ。
絶壁の落差や谷の幅など比べればサウスリムの方が圧倒的であり、単純にグランドキャニオンの絶景を楽しみたいという方はまず初めにサウスリムに行かれることをおすすめします。
サウスリム・マーサポイントで絶景夕日&朝日を見る!
サウスリムへのアクセス:ラスベガスから車で5時間
ラスベガスからだと車で約5時間かかります。管理人はAT&Tのプリペイド携帯を持っていましたが、途中圏外になることも多かったです。不安な人はカーナビを借りた方が良いでしょう。
冬の場合はグランドキャニオンに近づくにつれ、雪道が多く凍結することもあるので、心配という方は現地ツアーを利用されることをおすすめします。ラスベガスからは毎日のようにグランドキャニオン行きのツアーが催行されています。
★ラスベガス発着のグランドキャニオンツアーは”VELTRA“で豊富に扱われていますので、行かれる方はチェックしてみてください。ポイントがたまるのでおススメです。
時間が無い!という方のため、リッチに飛行機で行くことも。ただ、小型飛行機しかないため、揺れが激しいそうなので、乗り物酔いしやすい人はやめておいた方が良いですかね。
↑サウスリムに向かう道中、野生のシカ?(かなりでかい)を発見。大自然を実感。
おすすめはマーサポイント
サウスリムで絶景をみる場合、マーサポイントがおすすめです。名前の由来は初代国立公園局長であるステファン・マーサからきているそうです。
↑マーサポイント付近の駐車場にあったゲート。国立公園のマークがあり記念撮影におすすめです。駐車場の隣にはトイレもあります。ここからマーサポイントの展望台まで2,3分です。
展望台からの景色です。リムの最も古い地層は18億年前のものだそう。現在から18億年前の地層を眺めることができるとは…。写真だと伝わりにくいですが、実際に間近で眺めると地球の歴史や大自然の雄大さを感じ圧倒されます。
こちらは日の出の瞬間です。朝日が神々しくてとても感動しました。雪とのコントラストも美しいです。
朝日に照らされてだんだんとピンク色になっていきます。この瞬間が一番美しかった気がします。
完全に明るくなり、日が昇り切りました。ちなみに夕日は、雲が多くあまり良い写真が撮れませんでした。天候によっては辺り一面真っ白で、何も見えない日もあるんだとか…。自然が相手になるのでどうしても天候に左右されてしまいますが、その分絶景が見えた時の感動は大きいです。
宿泊はマーサポイント付近のヤバパイロッジ
レストランやスーパーもあり便利!
このヤヤバイロッジ、実はグランドキャニオン国立公園内にある宿泊施設になります。マーサポイントまで徒歩でも行ける距離にあるので、マーサポイントで朝日を見たい人はこちらに泊まると良いです。日の出と日の入りの時刻はフロントにあるカレンダーで確認できますので要チェックです。
フロントのロッジと同じ敷地内にレストランやバー、スーパーもあるので大自然の中にいるにもかかわらずとても便利です。食材はもちろん、アウトドア用品やお土産も充実。
管理人はここ店員さんに会計の際、『Hay!今日何したの?』と聞かれ、ドヤ顔で『グランドキャニオンに行ったよ!』と答えたところ、『ここもグランドキャニオンだよ』と言われ笑われてしまいました(笑)。グランドキャニオンに泊まれるなんて経験、なかなかできないですよね。貴重な経験になりました♪
少し不便なところも…
ただ、部屋によってはフロントやレストランがあるロッジまで距離があり、食事や買い物の際に外に出て歩かなければなりません。せいぜい5分ほどの道のりなのですが、夜になると道中には街灯がほとんど無くほぼ真っ暗!真面目に迷子になるかと思いました(笑)。懐中電灯かスマホのライト機能が必須です。ちなみに各屋へのロッジはこんな感じです。
また、WiFiは部屋で使うことができません。インターネットはフロントのあるロッジまで行き、フロント前のソファなどで利用できます。室内には冷蔵庫やコーヒーメーカーもあり、快適でした。
ちなみに、ヤバパイロッジの予約にはトリバゴを使って最安値を探しました。実際比較してみると最安と最高で2000円ほど差があり驚きました。
さいごに
いかがでしたでしょうか。グランドキャニオンは日中ももちろんきれいですが、朝日や夕日はは格別です。ぜひとも一泊して、その両方を楽しまれることをおすすめします。
★グランドキャニオンと一緒に回るのがおすすめ。グランドサークルについての記事はこちら♪