ウユニ塩湖内を観光するには、現地で催行するツアー予約をする必要があります。雨季の鏡張りを観たい日本人旅行者から圧倒的人気の穂高(Hodaka)ツアーの予約方法、ツアー内容等ご紹介します。
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穂高(Hodaka)ツアーとは?
雨季の鏡張りにめっぽう強い
ウユニ村にあるうウユニ塩湖専門のツアー会社です。『穂高』という名前は日本人を連想させますが、スタッフは全て現地のボリビア人の方になります。穂高の人気の秘密は、ずばり『雨期の鏡張り』を探すのがとても上手いということ。
ウユニ塩湖が湖となり鏡張りが見えるのは雨季にあたる1~3月のごく短い期間。それも天候に恵まれたときにか完璧な鏡張りに出会うことはできません。雨季に来ても広大な塩湖敷地内から水が張っているポイントを探し出さなければなりません。
ウユニ塩湖と言えば日本人は即座に鏡張りを連想しますが、欧米人の観光客のお目当てはむしろ乾季の真っ白な大地の姿であり鏡張りに興味が無いことが多いんです。ですから適当にツアー会社を選んでしまうと、欧米人の好みに合わせた乾季のウユニの大地しか見れない場合が多いんですね(ツアー会社にとっても、ガソリン使ってわざわざ鏡張りを捜さなくても良いのできっと楽なんでしょう笑)。
前置きが長くなってしまいましたが、雨期の鏡張りを絶対に見たいなら!とりあえず、現地ツアー会社は穂高ツアーを選ばれることをおすすめします。ツアー参加者もほとんど日本人なので、行先でもめることはないと思います。穂高以外でも、日本人に人気のツアー会社として『Brisa』もあるので、両方のツアーに参加してみるのも良いかもしれません。
↑乾季のウユニはこんな感じ。乾季も素晴らしいんですけどね(笑)
オフィスへのアクセス
ウユニ村の中心部に穂高のオフィスはあるので、ウユニ村内のホテルに宿泊していれば、行くのはとっても簡単。逆にウユニ塩湖近くの『塩のホテル』に宿泊してしまうと、ウユニ村の現地ツアー会社に行きにくくなってしまうので、そこはどっちを取るかの世界だと思います。ウユニ村と『塩のホテル』は車で約30分ほど離れています。
★ホテル選びで迷われている方はこちらの記事をどうぞ♪
【ウユニ】ホテルはどちらに?ウユニ村VS塩のホテル。メリット・デメリットを比較してみた。
↑穂高オフィスの入口です。穂高オフィスのある通り沿いには、ウユニ塩湖専門のツアー会社が軒を連ねており、『Brisa』も穂高の2軒隣にあります。雨季になると、入口周辺は日本人だがたくさん集まっているのですぐわかるはず。異国の地で日本人に会うと安心感がありますね。塩湖の状態などいろいろ情報交換もできます。
↑穂高のある通り。
ツアーの種類
時間によって種類があります。時期によって出発時間や到着時間が異なる場合があると思うのでご留意ください。管理人が参加した時はこの内容でした。ツアーの集合、戻りの場所はすべて穂高オフィス前になります。戻りが夜遅くなるツアーの場合はしっかり防寒対策を。ウユニの夜は冷えます!
デイツアー
朝9時00分出発~戻りが15時00分のツアー。ランチ付。デイツアーは前日にオフィスを訪れて予約が必要になります。『列車の墓場』や『コルチャニ村』に立ち寄ります。
デイツアー(サンセット付き)
朝10時30分出発~戻りが20時30分のツアー。ランチ付。塩湖でサンセットを見てから戻る形です。日中と夕日どちらも楽しめる一番スタンダートなツアーです。こちらも前日にオフィスを訪れて予約をしましょう。
サンセットツアー(サンセット+星空)
夕方16時00分出発~戻りが21時30分のツアー。日が暮れる前に塩湖について、サンセットを鑑賞。天気が良ければそのまま星空を眺めて戻ります。夕方出発で夜空も楽しめるということで昼にウユニに着いたばかりという方も参加できます。
星空(スターライト)ツアー
夜23時00分出発~戻りが夜中3時00分のツアー。星空のみのツアーですね。星空だけでなく、夕日や朝日が楽しめるサンセットやサンライズツアーのほうが人気はある感じでした。
サンライズツアー(星空+サンライズ)
夜中3時00分出発~戻りが朝8時00分のツアー。かなり過酷なツアー(笑)ですが、美しいサンライズは素晴らしいそうです。
すごい人は、デイツアー(サンセット付)参加からのサンライズに参加している人もいました。もう本当に自分の体力との相談ですね。ただ、塩湖に足を運べば運ぶほど、美しい鏡張りに出会える確率も高まります。何度もトライする価値はあるということですね。
ツアーの予約方法と料金
当日や前日に直接オフィスに訪れ、予約します。スタッフはボリビア人ですが、英語が話せることが多いので予約には苦労しないでしょう。
1つのツアーに1台の車(SUV)が付くという感じで、1つあたりのツアーの参加可能人数は7人(車の定員が7人のため)になります。その日催行予定のツアーが入口左の壁に色紙で貼られ、そこには参加予定者の名前が書かれます。先にどのツアーに空きがあるか確認してから予約すると良いでしょう。もちらん、希望のツアーがなくても、自分が一番になって名前を書くことも可能です。集合時間までに人数が集まるかは、その時になってみないとわかりませんが、繁忙期であれば、すぐに定員分参加者が集まると思います。
料金はツアー種類、参加人数によって多少変動しますが、定額(約1000ボリ)でSUV1台をチャーターでき、ツアー参加者で分担します。マックス7人集まればひとりあたり150ボリで参加できることに。安く参加するためにも店員MAXで行きたいものですよね。
↑穂高オフィスの中。日本の国旗も飾られています。中には日本人ツアー客のツアーの感想がたくさん貼られていました。バックパッカーの聖地感がありますね。
ツアーの様子とアドバイス
出発時間に穂高オフィス前に集合
出発時間の5~10分前にオフィス前に集合するようにしましょう。ツアー参加者たちで人だかりができます。時間になると、スタッフの方が名前を呼んでくれるので、それぞれ指定された車の前に行ってください。スペイン人ドライバーさんが1人付いてくれます。
配置としては、ドライバーさんの隣に1人、真ん中に3人、後ろに3人。全員乗り込むとぎゅうぎゅう状態。車はかなり古くシートベルトは壊れていました(笑)が、ちゃんと走ります。
↑こんな感じで時間になるとオフィス前に車が集まり、配車が始まります。
雨季の場合、長靴の貸し出しあり
雨季の参加で鏡張りが期待できる場合、穂高の全ツアーにゴム長靴の貸し出しがセットになっています。鏡張りになっていると、ふつうの靴ではとてもじゃないけど歩けない(塩でべちゃべちゃになります)ので、長靴は必須。ツアーでセットになっているのはありがたいですね。
長靴は穂高オフィスを出発して5分ほど走ったところにある建物でもっていきました。建物の中に、長靴がたくさん用意されていて、そこから合うサイズの長靴を選んで持っていくといった形です。中には穴が開いているものをあるみたいなのでしっかり精査していったほうが良いです。水漏れが心配な方は事前にビニール袋を履いておくのが良いかも。
積極的にドライバーに意見を伝えよう!
ドライバーさんはスペイン語オンリーでほとんど英語も通じないので、コミュニケーションには苦労します(運よく同乗者にスペイン語がとわかる方がいると非常に円滑に話が進むんですが…なかなかそうもいかず)。
しかし、言葉が通じないからと諦めず、鏡張りが見たい場合は全員でその旨意見を主張しましょう!穂高のドライバーは日本人の要求に慣れている方が多いので、すぐこちらの意図をくみ取ってくれると思います。
はっきり言って、広大なウユニ塩湖内で鏡張りを見つけるのがドライバーさんの力量次第なところもあるので、ドライバーさんとは積極的にコミュニケーション取られることをおすすめします!基本的にフレンドリーで客想いな方が多いと思うので。ドライバーさんの努力により鏡張りが見れた場合、最後にチップを弾むと喜んでくれると思います。
さいごに…結局一番伝えたいこと
ウユニ塩湖のツアーどうしよう…日本から事前に予約していかなくていいの!?と不安になっている方もいるかと思います。実際、管理人も日本ツアー会社を通して事前に予約していくべきか散々悩みました。
しかし結局、ウユニ塩湖の場合、現地ツアーはウユニ村に入ってから現地ツアー会社のオフィスで決めるのが王道であり、それが一番正解なように思いました。
なぜなら、ウユニ塩湖を100%楽しめるかはどうしても天候に左右されてしまい、現地ではいかに臨機応変に動くかが大事になってくるからなのです。現地では、オフィスの前などで毎日のように日本人旅行者同士で情報交換が行われています。『明日のほうが鏡張りの状態が良いらしい』『今いっても曇だから、サンライズに変えたほうが良い』などアドバイスが飛び交い、天候に応じて皆プランを変えたり臨機応変に動いているのです。
ウユニには現地に1週間以上滞在している猛者バックパッカーもゴロゴロいるので、そういう方からの情報は本当にありがたいです。長くなりましたが、天候をみながら臨機応変にウユニを楽しんでください。この記事がウユニ塩湖でのツアー選びを迷われている方の参考になれば幸いです。
★他にもウユニ滞在で役立つと思う記事を多数用意しているので、興味のある方はこちらをどうぞ♪