ワシントンDC観光の目玉といえば、スミソニアン協会のミュージアム見学!ひとつひとつが充実したコレクション内容を誇りますが、それらすべてが無料というから驚きです。数あるスミソニアンミュージアムの中でも航空宇宙博物館に続き2番目の人気となっている国立自然史博物館。映画『ナイトミュージアム2』の舞台となっている国立自然史博物館の展示内容についてご紹介します。巨大な博物館なので3時間ほど滞在しました。
↑遠景。かなり大きい建物というのがわかります。
国立自然史博物館には総数にしておよそ1億2千5百万個を超えるコレクション(多すぎて実感がわきませんが、スミソニアン全体の約9割を占めるといわれています)があるそうで動物、化石、鉱石、岩石、隕石の標本など多岐にわたります。
〔アクセス〕
Smithsonian National Museum of Natural History
毎日10:00~17:30(夏季は延長あり。12/25を除いて無休。)
Contents
門を潜ると超巨大な象のはく製がお出迎え
↑セキュリティゲートを終え、中に入ると巨大な象のはく製がお出迎え。象牙以外は本物というから驚きです。当時世界最大級の像だったとか。
平日に開園と同時に入館しましたが、わりと混雑していました。さすが人気の博物館ですね。
アメリカの博物館等で必ず行われるセキュリティは検査員によるカバンの中の確認と、金属探知ゲートのみ。軽装で行かれることをオススメします。ちなみにペットボトルの水は持ち込みできました。
↑2階から撮影するとこんな感じ。3階までフロアがありますが、展示があるのは2階だけです。
1階西側 哺乳動物 まるでサファリパーク
↑天井も利用した展示がされていました。
↑迫力ある肉食動物の狩りの姿も再現。どれもはく製というから驚きです。
↑アメリカらしくバイソンの展示もありました。大きかったですね。
多種多様な哺乳動物たちの姿にまるでサファリに来ているような気持ちになります。
1階西側には動物たちの他にも同じく哺乳類である『人類の起源 Human Origin』の展示もありました。人類の進化の過程での脳の大きさの推移など、様々な視点からの展示があり興味深かったです。世界中で見つかった骨から当時の人類の顔の造形が再現されており、見入ってしまいます。
ちなみに子供向けの教育番組も上映しており、哺乳類の条件についてわかりやすく解説が…。哺乳類には3つの条件があり、
1. お乳を飲んで成長する
2. 毛が生えている
3. 耳に骨がある
だそうです。3. の耳に骨があるは初耳でした(笑)。確かに言われてみればそうですね。
1階中央 海洋生物 巨大クジラに深海生物
↑原寸大のクジラが宙に浮いていました。他にもグロテスクな深海魚や巨大ダイオウイカのはく製なども発見。ちょっとした水族館のような雰囲気でした。
他に1階東側にある一番人気の化石のフロアはなんと2014年から5年間改装工事中!で見学することができませんでした。しかし、恐竜の化石の一部が2階で観れるということでさっそく2階に。
2階西側 骨標本 トリケラトプスに会える!
↑ウミガメやマナティーの骨の展示も。彼らの骨になった姿は初めて見たかもしれません。
この近くには本物の古代エジプトのミイラの展示もありました。苦手でない方であれば是非。
↑そしていよいよ恐竜コーナー。賑わっています。
↑本物のトリケラトプスの骨。大きくてすごい迫力でしたね。こんなのが普通に生息していたと考えるとすごい。他にも化石の発掘の様子など併せて勉強ができます。
2階東側 鉱物宝石 国宝級のお宝がズラリ!
2階で一番人気の鉱石、宝石のフロア。特に宝石の展示では子供たちより大人のほうが興奮して、目の色変わっていた感じでしたが(笑)。
↑巨大な水晶の原石。他にも様々な宝石の原石の展示がありました。
↑ガンツ?みたいな鉱石があったので思わず撮影。神秘的な形をしていますね。
↑火星のカケラも発見。タッチできました。少しざらざらしています。他にも巨大な水晶やアメジストの原石に触れるような展示ありました。
↑原石とその後加工された宝石を見比べることもできます。原石も美しいですが、磨かれて加工された宝石はすごい輝きでした。
↑写真も撮れないほど混雑していた装飾品エリア。こちらはマリーアントワネットのイヤリング。ルイ16世から送られた品だそうです。
↑ナポレオンから奥様に送られたティアラ。この世の贅を尽くしたような輝きです。こちらもすごい人だかりでした。
そしてここで管理人痛恨のミス。宝石エリアの混雑具合い疲れ、この博物館で一番の目玉といわれる世界最大級のブルーダイヤ『ホープダイヤモンド』の展示を見逃してしましました!!45.52カラットもあり、かつてフランス王やイギリス王など数々の所有者の手に渡りましたが、所有すると呪われるという噂がありスミソニアンに落ち着いたんだとか…。
自然史博物館のガイドブックでは必ずといっていいほど紹介されるホープダイヤ。皆さま訪れる際は、絶対に見逃されることのないように!事前の予習の大切さを痛感致しました。
↑出口付近では、ティラノサウルスレックスの頭の骨がお見送りしてくれました。
なお、国立自然史博物館の中には有料ですが『IMAXシアター』の映画館があります。時期によって上映作品は異なると思いますが、恐竜の世界や深海世界を体験できる作品が上映されていました。時間が許される方はぜひ。
また、地下1階にはカフェやミュージアムショップがあるのでお土産はそちらでどうぞ。
勝手に厳選。観るべき展示品ベスト3
本当に時間が無いんだ!という方はあらかじめ館内図を頭に入れて、観たい展示品だけ効率的に回る!というのもオススメですよ。なんせ入館料は無料です。
館内図は公式HPからダウンロードできます。
ちなみに…勝手に厳選。観るべき展示品ベスト3を挙げてみました。
1位:トリケラトプスの骨【2階西側】
2位:ホープダイヤモンド【2階東側】
3位:人類の起源【1階西側】
すでに上で書きましたが、巨大な博物館を周る際は本当に事前の予習が大切。見逃しが無いよう、しっかり準備していけば当日も余裕をもって楽しめると思います♪
さいごに
視覚的にダイレクトに楽しめる展示が多いので、小さいお子さんも楽しめると思います。エンターテインメント性抜群ですね。
管理人は当初、子供向けの展示が多いのかな~と甘く考えていましたが、大人も十分楽しめると思います。なんといっても貴重でここでしか見られない展示が多いですから。これが無料と言うのは本当にすごいと思います。
ワシントンDCでは限られた時間の中でどの博物館を訪れようか迷う方もいると思いますが、時間を割いて訪れたい博物館の1つだと思います。
★ワシントンDCの観光地別に所要時間をまとめてみました♪