【コロラド】冬~春のロッキーマウンテン国立公園を行く(ビギナー編)コースとエステスパークの街並みを紹介。

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コロラド州にあるロッキーマウンテン国立公園(Rocky Mountain National Park)。年間300万以上の観光客が訪れると言われ、コロラドに来たら一度は行っておきたいスポットです。

ハイシーズンはもちろん夏ですが、今回はまだ雪の残る、冬から初春にかけてのロッキーマウンテン国立公園の楽しみ方ついてご紹介します。冬季は通行止めになっているエリアも多いですが、冬でも通行可能なルートはいくつかあります!

管理人は3月初旬の晴れた日を狙って訪問。残雪がまだ残る時期です。行ける場所が限られるため、十分に楽しめるか不安でしたが、残雪の残るロッキーは本当に美しかったです!

デンバーからのアクセス~エステスパークを経由!

デンバーから北西へ車で約1.5時間(途中、ロハスな街・ボウルダー(Boulder)を経由します)。

↓デンバーからボウルダーを目指します。天気が良いと走っていて最高に気持ちが良い直線!

そのままUS-36Wを通って行くと、ロッキーマウンテンのお膝元の小さな町、エステスパーク(Estes Park)に到着します。この坂を下ると、エステスパークの町が見えてきます。

エステスパークに到着するまで、曲道の多い山道を運転することもありますが、日本のように道が狭くないので運転はそこまで難しくはないはず。

ただ、山道を走っているとは思えないくらい周りの車のスピードが速かったです。一本道なのであまりゆっくり走りすぎると後ろの車からのプレッシャーが迫ってきますが…。笑

もし自分の運転が周囲に迷惑をかけていると感じた場合は、一旦路肩に寄って追い越してもらうのが良いでしょう。

エステスパークの町並み

エステス湖(Lake Estes)と放牧中の鹿

エステスパークまでの峠を越えるとすぐに大きな湖が見えてきます。写真奥に見えるのがエステス湖。

US-36W沿いにパーキングがあるので山超えの長時間のドライブに疲れてたら休憩がてら降りてみてはどうでしょうか?

遠くに山々が見えてすごくきれいです。フィッシングのメッカなのか、朝早いにも関わらず数名の方が釣りを楽しんでいました。どうやらサーモンが釣れるようです!

エステス湖を超えて町の中心部まで行く途中、放牧中のシカたちに遭遇。普通に道路のそばをウロウロしていて驚きました。耳にタグが付いていたので飼われているシカと判明。

かなり大型のシカで、草を一生懸命食べていました。背後の風景も含めなんとも長閑な光景に癒されます。

余談ですが、エステスパークに入るとふもとから持ってきたポテチの袋がパンパンになっていました。エステスパーク自体、標高が既に高いことがわかります。

町の中心、Bond Park周辺

エステスパークはロッキーマウンテンを訪れる観光客向けの宿泊施設やレストランなどで賑わった小さな町です。町の中心部でもあるBond Park周辺には多くのギフトショップが。無料の公共駐車場もあり便利でした。

この日は特に天気が良かったので、多くの観光客で賑わっていました。ギフトショップではコロラド州旗をモチーフにしたギフトなど、おしゃれなお土産に出会えます。

エステスパークのビジターセンター(Beaver Meadows Visitor Center)

町にはロッキーマウンテン国立公園のビジターセンターもあるので情報収集も兼ねて立ち寄ってみてはどうでしょうか?

ロッキーマウンテン国立公園の入口に一番近いビジターセンターが、『Beaver Meadows Visiter Center』です。毎朝8:00から夕方16:30までオープンしています。


 

中はインフォメーションセンターやギフトショップの他、地下フロアにあるシアターではロッキー関するショートムービーを鑑賞することもできます。

 

ロッキーマウンテン国立公園は1915年に開園して、2015年には100周年を迎えたアメリカ国立公園の中でも古い歴史を持った公園ですね。

 

中にはロッキーのジオラマもありました。とても広い国立公園ということがわかります。今回回ったのは国立公園の中でもほんの一部ですが、果たしてどんな光景が待っているのか…。

↓公園内には野生の熊もいます。レンジャーにより公園内の野生の動物たちを保護する活動が行われているんですね。

国立公園ゲート

先ほどのビジターセンターから車で5分ほどのところに、国立公園への入場ゲートがあります。途中、『Rocky Mountain National Park』と書かれた大きな看板があるのでお見逃しなく。写真撮影で立ち寄る方が多いスポットになっています。

入場料金と支払い

こちらが入場ゲート。こちらで入場料金を支払いそのまま車で進みます。

入場料は人数ではなく自動車1台ごとにかかります。1日券が20ドル、7日券が30ドルでした。決済はクレジットカードも使用できます。この時、公園内のマップも渡してくれます。

このゲートの看板にその日通行可能なルートが記載されているので確認しておくと良いでしょう。これはシーズンによって変わります。通行可能なルートの情報については、公式HPからもチェックできるので、事前にしっかり計画をたてたい人はそちらを確認したほうが安全ですね。

服装や靴は?事前準備はしっかり!

そして、ロッキーマウンテン国立公園の中に入る前に気を付けたいのが服装や靴の装備について。冬から春にかけてのロッキーマウンテンはかなり冷え込みます。ふもとの町エステスパークが暖かくでも山頂は氷点下なんてこともあるので装備は万端にしておきましょう。

といっても春の場合、トレッキング中など体を動かしていると暑くなったりするので、体温調整できるように薄いダウン(ユニクロのウルトラライトダウンなど)を重ね着するのをおすすめします。

そして注意してほしいのが靴。ほとんどのトレッキングコースでかなり雪が積もっており、滑って危ないのできちんとスパイクのついた登山用シューズを履いたほうが安全です。

管理人は靴は普通のスニーカーでしたが、スニーカーに巻くことができるチェーンを事前に装着していきました。

EZYSHOES(イージーシューズ) Ezy Shoes Walk Mサイズ(23.5~25.5cm)
EZYSHOES(イージーシューズ) Ezy Shoes Walk Mサイズ(23.5~25.5cm)

こちらは事前にアマゾンで購入していきましたが、臨機応変に付け外しができ、軽くて小さいので旅行用荷作りにも便利です。実際に装着してみても、雪をしっかりホールドしてくれ、滑らないのでとても重宝しました。残雪が残るような山での簡単なトレッキングにおすすめです。

公園内の見どころ:冬でも通行可能『Bear Lake Loop』

今回管理人が行った『Bear Lake Loop』と呼ばれるコース。ここは夏も冬でも一年中オープンしているコースであり、ロッキービギナーでも楽しめる定番のルートなのです。

ゲートを出ると、すぐルートごとの分かれ道がありますが、看板を見ながら進みましょう。道はきれいに整備されています。

山道に入るまでは、平地が続いたり、雪解け水で美しい小川があったりと景色も美しく楽しいドライブコースです。

 

目的地までの『Bear Lake Trailhead Parking』に近づくについれてカーブの多い山道を進みます。残雪がちらほら。

駐車エリア:Bear Lake Trailhead Parking

ゲートを出てから20分ほど車を走らせると、目的地の『Bear Lake Trailhead Parking』に到着しました。

↓グーグルマップ上の地図はこちら

それなりに広い駐車場ですが、午前中早めの時間でもかなり駐車場は埋まってきており、その人気が伺えます。早めの訪問をおすすめします。

こちらに車を止めて、いざ雪の残るトレッキングをスタート!こちらの駐車場にトイレがあるので、トレッキング前にトイレを済ませておくと良いでしょう。

↓コース入口、よく滑って危険なので看板が出ています。普通のスニーカーとかだと確実に滑るやつですね…。

↓入口すぐのところにコースについて説明した看板があります。

自身の体力や滞在時間に合わせてコースを選択できるのが良いですね。

駐車場から徒歩3分:Bear Lake

お目当てのBear Lakeはなんと駐車場から徒歩5分もない場所にあります。こんな感じで雪に覆われている道ですが、Bear Lakeだけなら簡単に行って帰ってくることができますね。

しかし、いざ湖を目の前にして衝撃の事実。なんと湖は凍っており、雪に覆われていました(当たり前といえば当たり前(笑))!

ただし、湖面の雪はだいぶ溶けてきており、うっすら湖の形がわかりますね。凍っているからと安心して無暗に乗らないようにしましょう!氷が溶けて水中にドボンなんてことがありえますから!

じっさいこの日はだいぶ雪が解けており、自身の重みで足が雪にはまってしまった人も多数!

 

ミニスキーを装着して遊んでいる人もいました。駐車場からも近く、お子様も気軽に雪遊びできる場所として最適なんですね♪遠くに誰かが作った雪だるまが…。

このBear Lake、夏の時期湖面に景色が反射して鏡張りが見え大変美しい…と大人気なスポットでもあります。いつか夏にも訪問してみたい場所ですね。

駐車場から往復約50分:Nymph Lake

もともと山に不慣れな管理人、当初の予定ではBear Lakeを見たら帰ろう~くらいに思っていたのですが、そこが予想以上に駐車場から近かったこと、せっかくここまで山道を走ってきたのだからと後に引けず、今度はBear Lakeとは反対側のトレイルを進んでみることに。

入口の案内板によると、駐車場から0.5マイルのところにも湖があるということでそちらまで歩くことにしました。これが後に大正解の結果を生むことに!

↓コースの途中で見つけた看板。脚が埋まるまで高く雪が積もっているとは驚き。これでもだいぶ溶けたんでしょうけどね。

0.5マイルだからすぐ着くだろうと高をくくっていましたが、意外に遠い(笑)。足元が雪ということもあって進みが遅いのが原因でしょうか。途中、けっこう細い道もあり、ドキドキしながら登っていきます。

そして25分ほどでNymph Lakeに到着!もちろんこちらの湖も雪に覆われていますね。だいぶ溶けてきて形がなんとなくわかります。ここで湖の左奥に小高くなっている岩山(丘に近い?)を発見。

岩山の上には数名の人が立っているではありませんか…。子どもの姿もあったので、なんとかビギナーの私でも登れるかも…とそちらの岩山に登ってみることに。

↓写真の奥にあるのが岩山です。

残雪と格闘しながらなんとか岩山によじ登ると、そこには素晴らしい風景が待っていました。岩に座って休憩しながら景色を眺めることもできます。

ハイキングビギナーでもこんなに素晴らしい景色を見れるなんて…やっぱりロッキーってすごい!と、とにかく感動!そんなに広くない岩山の上のスペースなんですが、観光客同士で写真を撮り合ったり、交流も楽しめました。

 

Dream LakeとEmerald Lake

Nymph Lakeのトレイルコースを更に進むと、これら2つの湖があるそうです。管理人は、時間の都合でこれら2つの湖は行くのをあきらめましたが、体力と時間に余裕のある方はぜひ!夏であれば、Emerald Lakeはその名の通りエメラルドグリーンの湖面を楽しめるそうです。

夏季限定:トレイルリッジ・ロード

この他、ロッキーマウンテン国立公園において車でドライブできる有名スポットとしてはトレイルリッジロード(Trail Ridge Road)があります。

夏季限定のため行けませんでしたが、舗装道路としては標高が世界最高ということで、美しい景色が望めるドライブロードとしてだ人気です。夏にお越しの方はぜひ体験されてみてはどうでしょうか。

さいごに

冬は冬でキーンと澄んだ美しい空気の中、雪の中を進むトレッキングもまた楽しいものです。何より、雪と山肌と青空のコントラストを楽しむことができるのが、素晴らしいですね。

今回管理人が回ったルートはハイキングビギナーの方でも楽しめるルートだと思うので、参考になれば幸いです。

レクタングル大
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